Dear you...
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暗殺部隊コードを解読開始してから、数分が経つ
リボーンとラルは、ジャンニーニの方に向け「どうだ?」と問いた
「画像データのようですね。あと少しで解読できます」
「でもよ…暗殺部隊っつたら…」
「あの人達しか思い当たらないけど…」
「しかし。この世の中には多くのそれが存在しますよ」
パソコン画面から視線を外さず事はない。へらっと笑っているジャンニーニに対しツナと獄寺は、漢字四文字を最初に思い浮かんで顔色が悪い。
二人を慰める言葉を投げる草壁だが、顔色が変わる事はもちろんない。
「おっ、いけそうです」
ジャンニーニの声に、視線が彼に集中する。
暗殺部隊コードを送ったのは、やはりボンゴレ特殊暗殺部隊ヴァリアーだ。
「再生します」
《う゛お゛ぉ゛い!!!!》
パソコンのキーを押した瞬間──…
最初の言葉は、鼓膜が破裂しそうな声。
ツナ達は大きく目開いたまま、身を固めた。
《首の皮は繋がっているかぁ!?クソミソカスどもぉ!!!!》
三人掛けのソファに座ってる男は、暴行な言葉を発した。
画面に映し出された人物に顔色が変わる。
「出やがった」
「じゅ…10年後の…」
「スクアーロ!!」
「ボリューム下げろ!」
「はいっ」
聞くに堪えないと、もっともな意見を述べるラルは隣にいるジャンニーニに言った
急いで音量を下げるジャンニーニだが、それでもスクアーロの声量は大きいものだった。
《いいかぁ?クソガキどもぉ!!今はそこを動くんじゃねえ!!
外に新しいリングの反応があったとしてもだぁ!!》
「! 黒曜ランドの事だな」
《じっとしてりゃわっかりやすい指示があるから、それまでいい子にしろって事だな!お子様達♪》
「ナイフ野郎!」
指示。という言葉にベルの言葉を反芻し、眉を顰めるラル。
それはわかりやすい指示とはなんなのか。それに、どんな内容で、いつ、誰から向けられるのか。信用できるのか。
内心疑問だらけのラルは眉間にしわを寄せた。
《う゛お゛ぉい、てめー何しに来た!》
《王子暇だし、ちゃちゃいれ》
《口出すとぶっ殺すぞぉ!!》
《やってみ》
スクアーロは額に青筋を浮ばせているのに、ベルは一言言って笑いのけて。
《う゛お゛ぉい……》
《しししっ、いてっ》
相変わらず荒れている集団だな…
そう思うことしかできない。
《またこの世で会えるといいなぁ!!それでまで生きてみろぉ!!》
じゃあなぁ!!と最後にいい、通信は切れた。
「あ」
「切れた!」
「こ…これだけ…?;」
なんて勝手な人達なんだ…
そう思っていたツナ。ジャンニーニはパソコンに映っている映像に笑みみせたが、すぐに驚きへと変わった。
「そんな…!」
「どうか、したんですか?」
「どうしたんだ?」
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