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Dear you...
2


「あ、レオ君みーっけ」

「!白蘭様…」



御盆を運んでいる時、後ろから聞こえた声にかしこまる。

白蘭はレオの前で止まり、御盆の上に乗っている食事に目を向けた。



「これから朔弥チャンの所に運ぶの?…にしては方向が違うか」

「はっ、口につけてはいただけたのですが…少しだけ食べたあと、寝てしまわれまして…」

「そっか。じゃあ仕方ないね」



にっこりと笑みを向けて、レオを通りすぎる。

次は半分以上は食べさせて。と言い残して、去っていった。

レオはハイ。と返事をして、御盆を返しに行った。







そのあと医務室に足を運び、包帯や消毒などを持ち、再び朔弥のいる部屋に足を運ぶ。

すれ違っていく人たちに一礼して、進んでいった。



中に入ってみるが、まだ眠ってる様子。

腕を動かしても反応することはなく、触られるのを拒まれることはない。


レオは持ってきた消毒で傷口を拭いて、ガーゼを患部に当てて包帯を巻いた。

両手首にきれいに巻かれた包帯は痛々しく見える。

しかし、あのままにするのもよくないと感じたため、いくらかましになったと思われる。




「………起きない、ですよね?」




レオはある薬を取り出して口移しで朔弥に飲ませた。

確かに飲んだのを確認すると、レオは朔弥をしばらく見てから、その部屋を去っていった。








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あきゅろす。
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