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『へぇ〜〜〜。修学旅行かー』
「うん」
『はじめて、なんでしょ?』
「…まぁ」
『いいなぁ〜』
「エルマーも、アメリカよく行くでしょ」
『まぁね♪でもそれは仕事として行ったわけであって、プライベートじゃないわ。
まして、友人と行ったことなんてないもの。』
「……」
『あら?何、だんまりになっちゃって。』
「…別に」
『楽しんで来なさい?写真は絶対よ?』
「ん」
『あ、そうそう。明日からだっけ?アメリカって。』
「うん」
『確か………あ、あった。今任務でヴァリアーがアメリカにいるのよ。
いきなり喧嘩なんて、10代目ボスじゃないから平気だとは思うけど……』
「……」
『言うだけ言っておくわ』
「わかった。……じゃ、そろそろ…」
『あ、そうね。もう日本は真夜中よね。
じゃあ…行ってらっしゃい。楽しんでおいで』
「Grazie.」
ピッ
準備も終わっているし、大丈夫だ。
あらかじめ、ワイヤーとトンファーは手放せない。
あのゲートを潜るには難関。
だから、エルマーに連絡した。
丸腰で何もできないわけではない。
でも、会ったほうがいいから。
後は、私がゲートをくぐる時だ。
今までゲートをくぐる時には必ず手を回していたから。
今回も大丈夫だと思うけど。
NEXT...
110319
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皆様、お久しぶりでございます。
修学旅行、始まりました!!!
テニスはないけど、おもしろいものにしていこうかと…。
よろしくお願いします
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