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3


「―――――――こんなところかな」

「うん、いいんじゃない?」

「……」

「いいんじゃなか?」

「だな♪」




満足したらしい全員は立ち寄る店に印と名前を書いて担任に見せてみた。

良いんじゃない?とか言われたし、これで当日までの楽しみだね!!





「のぅ、朔弥…」

「なに」

「―――……」





ひそっ、と仁王君が朔弥に耳打ちしていた。

少し考えてる様子を見せる朔弥だけど、頷いてて。

仁王君が手を合わせて「サンキュ」と言っていた。



内容何なのか聞いても逸らされちゃう。

ま、いっか。





「あ、当日書いてないところに行きたいんだけど…」

「ん?いいんじゃない?近いの?」

「ん。知りあいのところだから…」




安心していいってことかな。





「おっけー。じゃあ良いんじゃない?」

「幸村くんたちとも合流して一緒に行動してぇなー」

「そうじゃな。」

「呼んだ?」





授業中だと言うのに、何が呼んだ?だよ、幸村君!!

どこのクラスも今は修学旅行の話をしているのかな。




「ふふふ、そうだよ」

「だからなんでみんなして私の心を読むのーー!?プライバシーの侵害だよー」

「聞こえちゃうんだから仕方ないでしょ?」




天使のように微笑んでいるけど、


……堕天使?




「木下さん?(黒笑)」

「すいませんしたぁぁぁぁぁぁ!!!!」





こ、こえーーー……




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