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「……っ、はぁ〜〜〜〜…」
「10代目!どうされましたか!?」
「あ、ううん。大丈夫…。」
「しっかりしろ、ダメツナ。入って転ぶなよ?」
「う、うるさいなぁー…そんなことしないよ!!」
どうだか。
ちなみに、リボーンはシャマルに(無理矢理作らせて)もらった薬で私たちとあまり変わらない年齢まで成長させている。
効力は1日らしい。
骸は、退屈なのか髪を結いなおししている。
少し長くなった髪の毛は、尻尾のようだ。
「紹介します。
彼が私の後継者、ボンゴレ10代目です」
9代目の言葉で、ツナの表情は一気に変わった。
落ち着かない彼はそこにいない。
深呼吸した後、超モードのような雰囲気を纏うツナは、背筋を伸ばして、一歩踏み出し始めた。
「さぁ皆、行こうか」
ガコン...
凪とビアンキによって開かれる扉。
ツナに続いて私達は会場に足を踏み入れた。
ツナは9代目の隣に立ち、会場を埋め尽くす人を見渡す。
ホールにいる人達はツナが来ると跪き、胸に手を添えて頭を下げる。
「本日は、我等ボンゴレのパーティーにお越しくださいまして誠にありがとうございます。
心行くまで、楽しんでいってください。」
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