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幸村君が下を向きながらそう呟いた。
どれどれ。
って思って下を覗いてみたら朔弥がトンファーを構えてる。
あれま。
あの人朔弥の地雷踏んだのかな?
ひぃ!
小さな声が聞こえたと思ったら逃げて行った。
「情けないヤツ…」
「まったくだわ。」
「まぁ、アレを向けられたらそういう反応しちゃうかもね!」
逃げて行った男を追うこともなく、トンファーを仕舞う朔弥。
そして、上を見上げてきた。
目が合って
「やっほー!!こっちに来なよー♪」
手を振ってみた。
うん。って頷いてて、急ぐ様子を見せずに朔弥は数分後屋上に来た。
「おつかれさまー」
「……部活は?」
「ふふふ、皆避難中なんだ」
「避難…」
ミーハーな子から逃げるためって言ったら納得してた。
そうそう。
言い忘れるところだった!!
「朔弥ー。25日空いてる?」
「……今度の?」
「うん、そー」
「先約あるんだけど。何時?」
「んー具体的には決めてないんだよね。わーっと騒ぎたいんだけど…」
そしたら、朔弥は気難しい顔をして。
え、デートかな。って思ったけど、それはないって言えるし、もしかして用事はいっているととかかな…?
「無理?」
「構わないけど…朝まではちょっと…。」
泊まりはダメか〜…
まぁ、仕方ないよね。
「じゃあお昼頃!」
「ん。」
よし。
Rと、優希と朔弥で遊べるぞ〜♪
はぅ〜…楽しみだにゃ〜v
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