クリスマスの過ごし方
サンタ、ねぇ……。
まだ信じてるやつがこの高校にいるとは思わなかったよ。
『里緒?きいとるん?』
「ん?あーー…ごめんごめん、何?」
『はぁー…。だからな?跡部の家でクリスマスパティーやるんやて。自分も参加せえへん?』
「えー?私はいいや。朔弥達とラブラブで過ごすから☆」
『軽く傷つくわァ。』
うふふふ…
朔弥と優希をこれから誘わないとね♪
心なしかゆーしの声が低い。
いや、いつものことだけどさー…
「ねぇゆーし。前日遊ぼうよ!」
『デート?』
「そ!デート♪25日は別々だしさ!」
『ほな、24日は空けとくんやで?』
絶対や!
って言ってる。
何必死になってんだか(笑)
ま、いいか。
「木下ー」
「ん?どうしたの、ブン太!」
「檜山が来たぜぃ」
「あ、ほんとだ!!じゃ、また夜にね、ゆーし!」
『里緒!浮気したらアカンで!?』
「あったぼうよ!浮気は朔弥だけだとも!」
『してんかいっ!!』
「ハハハ!じゃあね〜」
『ほな、また後でな。』
ピッ
よし。
24日はゆーしと遊ん…デートして、25日は朔弥達と過ごす!!
こっちに歩いてきてる優希に手を振って、25日の予定のことを話した。
「25日?……蔵、こっちに来れないし、私もいけないからいいわよ」
「よし!あとは朔弥だね♪」
「よく白石が許したな」
ブン太がほえー…とか言いながら優希に言った。
やっぱりクリスマスは恋人同士でいたいもんだって言うけど。
「何言ってんの。蔵、半泣きだったわ『見捨てんといてーーー!!』ってね」
「……ι」
「あはは!白石君ならあり得るーー」
「あまりにもしつこかったから切っちゃったけど。」
なんかヘタレっぽくない?
優希限定だけどさ。
誰にでもヘタレ全開なのは謙也君だけど。
「……雲雀さんの方は修羅場みたいだね…」
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