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3日経って、朝練の方に参加していた私はレギュラー全員に強制連行されて学年順位を見に行かされた。
いつもより騒がしい廊下に眉を寄せる。
「ふふふ、雲雀さんすごく不機嫌だね」
「教室行ってもいい?」
「だーめ」
学年順位と同時に補習組も小さく張り出されているらしい。
幸村はそっちも気になるんだとか。
仁王とか、もうどうでも良さそうな顔をしている。
ブン太と赤也が何かを唱えているけど。
もう張り出されているんだから結果は変わらないよ。
張り出されているところに着くと、レギュラーの為に道を開けていく。
「私、ここで待ってるから行ってきなよ」
腕を組んで足を止める。
もうこれ以上進みたくない。
周りがうるさすぎる。
「幸村く…きゃっ!」
一人の女の子が倒れかかった。
人に押されたからだろうけど……ここで倒れてさらに煩くなるのはゴメンだ。
咄嗟に体を動かして、女の子を支える。
「気をつけなよ」
「は、はい…っ」
ん?
顔赤いよ、キミ。
「雲雀さんって天然たらしだね」
「さすがじゃの。」
「意味わかんないから」
女の子を立たせて溜息を零した。
今日何度目?
「うおおお!!見ろぃ朔弥!また1位じゃんか!!」
「へぇ。興味ないし」
698?
全部で700点だから、また何か1つ間違えたのか。
それよりも、真田はなんで補習組の方を見ているわけ?
「雲雀。勘違いするなよ。弦一郎は赤点などとらない」
「……」
「さしずめ、赤也が補習組に入ってないか気になっているんだろう。
あれでも、赤也大好きだからな」
父的思考か……
結局、ブン太も赤也も補習組には入っていなかったらしい。
安堵する2人。
レギュラーでいられそうだ。
ここで教室ごとに分かれるから、私と仁王、ブン太は一緒に教室へ向かった。
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