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なんだかんだ、合同合宿も終えた。

……疲れた。



午前で終わった試合。午後は荷物をまとめて、お昼を食べたら帰ることとなった。

里緒も苦労したと思う…最後の最後まで忙しかったようだし。






「ふふふ、疲れた顔をしてるね、雲雀さん」

「……まぁ、うん」







バスの中で寝よう。

溜息一つ零しながら隣に立っている里緒たちを見る。

かなりお疲れモード。


それに対して皆は元気そうだった。




……体力、なくなってきたのかも。





「膝枕、してあげようか?」

「遠慮する」

「クスッ それは残念」



「朔弥ーーーー!!!!」






ぼふっ、






「今度はいつ会えるんや!?離れとうないーー!!」








金ちゃんが私の腰にまとわりついて、顔を押し付けてくる。

千里がコラコラ。と言っているけど、離れる様子はない。

私は金ちゃんの頭を撫でておいた。



ふと、隣を見ると里緒が固まっていた。







「蔵ー。今夜電話するからねー。」

「おん。待ってる」






優希と白石はラブラブモード全開。






「コラー!朔弥から離れろーー!!」

「なんや自分。羨ましいなら抱きついたらどうや!」






よりぎゅう、と抱きしめてくる金ちゃん。

視線を感じて、その方向に目を向けると仁王がじーっと見ていた。







「…なに」

「何でもなか」

「朔弥せんぱーい!俺も抱きついて良いッスかー!?」







と、動けない私に後ろから抱きついてきた。



苦しい。




赤也を離して、金ちゃんは千里に渡した。







「千里。」

「ん?…あぁ、連絡待っとる」






ぽんぽん。と撫でてくる千里。

何故か、ここ数日で気づいたんだけど、千里に撫でられるのは好きかもしれない。

恥ずかしさから、少し俯く。






「全員で焼き肉に行きません?」

「焼き肉?」

「良いじゃねーか。おあづけとなったあの勝負。やってやろうじゃねーか」






跡部も乗り気だ。

立海はどうするのだろうか。

なんて思いながら、視線を向けた。


真田はやる気ないようだ。

でも、幸村はもしかしたらやるかもしれない。







「今回は立海も参加しろ。」

「ふふふ、俺達は食べるより練習が大切…」

「負けるのが怖えのか?アーン?」








その言葉に、幸村が固まった。

なんか後ろに黒いものが見えるけど、何だろう。






「我等王者立海に逃げるなんてないんだよ。

我等立海、受けて立とうじゃない。ねぇ?真田……」



「う、うむ。」










なんか、大きな波乱がありそうだ。





NEXT...
090907


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合宿編終わりです!焼肉、書きたかったんです!なので。
次回から焼肉の王子様に入ります^^立海も入るので、楽しんでいただけたら光栄ですっ!


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