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午前の練習はいつもより少しハードじゃった。
そりゃ、朔弥の練習は幸村と同じくらい厳しい。
けど…慣れとは恐ろしいぜよ。ここまで厳しくされて…それこそ1日目は死んだように疲れとったが、今はそこまで苦しくない。
適度な休憩があることで、疲労感は半減していく。
「白石。仁王と組んで。」
「おん」
「プリッ」
「赤也と財前」
「はーい」
「……」
「忍足は…ブン太と。」
「おん」
「よろしく頼むぜぃ」
「不二は若と。」
「うん」
「はい」
「……じゃあ、はじめの2組で試合形式の練習を。あとの2組も同じように。」
それぞれ話し合いと対策を練って始める。
俺のパートナーが白石……まさかと思うがこれでダブルスとか言うのはやめてほしいぜよ…。
朔弥は何を考えているのはわからないしの…。
まあ、ブンちゃんと忍足はダブルスじゃろうな。
「仁王。よろしゅう」
「よろしく頼むぜよ」
相手は赤也と財前。
赤也はデビルにならん限り大丈夫じゃろ。
問題は財前…。
この2人…どこまでやれるか楽しみナリ。
負けるつもりは、ないぜよ。
生憎、バイブルこと白石の癖はわかっているつもりじゃ。
「じゃあ、仁王先輩、よろしくっす!」
「怪我せんようにな」
「っす」
そのあと、負けた方はペナルティーが課せられ、また別の組み合わせで試合形式で行った。
練習時間もあと2時間ほどとなったときまたラリーをやらされ、ヘトヘトじゃった。
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090817
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