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可愛い臨時家庭教師 続き
 

「……早くソレ終わらせろ」
「…分かんないんだよ」
「…………ダメツナが」
「どうせ…ダメツナだもん」

うなだれるツナ。しかし、コロネロはそんなツナを無視して、ベッドから下りる。そし
て、ツナの太股の上に座る。その場所からは小さい温かさを感じる。これはコロネロの温
かさだ。


「コロネロ?」
「教えてやるから。………………………………………………終わったら構えコラ」
「あっ、ありがとう!!頑張るよ!!」



ツナは太股にある重みと温かさが嬉しくてたまらなかった。気を許してくれている証拠で
ある。
勉強を始めてツナは思った。リボーンとは違うやり方だが、教え方も上手い。
そして、コロネロのおかげで、あらかた課題も終わった。


「ありがとう!!コロネロ!本当に助かったよ!」
「ふん!終わったんなら、構え」
「ふふ〜、コロネロは何がしたい?」
「…………知るかコラ」
「じゃぁ、俺コロネロのずっとこのままでいたいなぁ〜なんて」
「!!!!!!」
「ダメ?」



自分の膝の上にいるコロネロが嬉しくて、ずっとこのままでいたくて…

驚いた顔をしたコロネロだが、すぐに顔を俺から見えないように背けてしまったが、小さ
く「………ダメじゃない」と返事は返ってきた。



END



オマケ↓


「……………こいつら何してんだ?」

帰って来た家庭教師様の第一声。
しかし、リボーンが帰って来た事に、全く動かない喧嘩早い腐れ縁とニコニコ笑う自分の
生徒

「…………」

一分経過。
まだ気付かないで、リボーンを無視する二人



三分経過。
五分経過。
十分経過。
二十、三十、四十……………………………………

全く振り向きもしない二人



「お前ら…ここでイチャつくなっ!!どっかいけ!戻って来るな!」


ついにキレたリボーンにやっと気付いたコロネロとツナはかなり驚いた。慌てた二人は互
いに顔を見合わせ、照れたところで、リボーンの第二弾の罵声が飛び交ったのは言うまで
もない。





 



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