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素敵な思い出はあなたと(続
 

「すっごい似合ってるよコロネロ!!」
「ツナも似合ってるぜ、コラ」
「そ、そう?‥えへへ。じゃあコレ着てお祭りも一緒に行こうね!」
「祭り?今夜あるのか?コラ」
「違うよ。来週の日曜日、並盛神社であるの!」
来週‥‥と、コロネロは小さく反芻する。
眉根が僅かに寄った。
嬉しそうなツナには大変言いずらいのだが‥‥
「悪い、ツナ。そんなに長くは居られないんだ、コラ。来週の金曜には帰る予定でいる。本当にすまない」
「来週の金曜‥?‥‥そっか。仕方ないよ、コロネロ忙しいもんね!それなのに逢いに来てくれただけでも嬉しいよ!」
心の底からすまなさそうな表情に、ツナは一瞬残念そうにけれど直ぐなんでもないように笑い、それを見てコロネロは更に落ち込んだ。
少し離れてそれらを見ていた奈々が、何かを考えた後いそいそと出かけて行った。
奈々が居なくなった事に気付いたが別にどうする事でもないし、2人は互いに会えなかった間の出来事について、話の花を咲かせた。
暫くして奈々は両手いっぱいに荷物を持って帰って来た。






 



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