闇の先には F
闇の先には F
「良い眺めだな、桃花。前を見てみろ、全て映し出されているぞ」
その囁きにはっとして前方を見ると、壁際に置かれた三面鏡に、あられもなく開かれた真白い太股が写し出されていた。
「や…っ…やぁ…っ」
激しい羞恥に頬が燃えるように熱くなる。
慌てて脚を閉じようともがく桃花に、ネジは更に卑猥な言葉を囁いた。
「下着の中が透けてしまいそうだな桃花。まだ触れてもいないのに濡れそぼっているぞ」
「い…や…お止めくださいネジ様っ」
ネジは哀願する声を無視し、閉じ合わせようとする脚の間に強引に手を差し込み、濡れる下着の横から花芯に指を這わせた。
クチュりと言う蜜の音と共に、鋭い快感が桃花の体を貫く。
「ひっ…あ…いや…」
ネジははち切れんばかりに膨らんだ花芽をキュッと摘まんだかと思うと、快感に震える腰をいとも簡単に持ち上げ、するりと下着を引きおろした。
「駄目っ…お止めください…」
いやいやと首を振り、虚しくもがく桃花の両足から容易く邪魔な布を抜き取り、改めて後ろから両股を抱えて開かせる。
「止めるわけがないだろう。これは正直に答えないお前への仕置きだ。」
「そんな…っ、あぁっ」
再び有無を言わせず濡れ光る桃花の秘部へ手を伸ばしたネジは、中途半端に花芽を覆う包皮を捲って露になった膨らみを撫で上げた。
「あぁっ!!」
強烈な快感に腰が揺れる。
叫びに近い矯声も無視し、ネジはヒクつく秘口からますます溢れ出す蜜を掬っては花芽に塗り付け、何度も何度も撫で上げる。
繰り返されるその行為は嫌がおうにも桃花を快感の波に溺れさせた。
辺りは荒い息づかいとグチュグチュと言う蜜が立てる音、桃花が間断無く放つ切ない喘ぎと牝の匂いに包まれた。
「あっ、あっ、あぁっ!ネジ様っ…」
桃花の喘ぎが一層高くなり、力んだ足の爪先にぐっと力が入った。
「イキそうか?」
絶頂が近いのだと悟ったネジは、しかしピタリと花芽を刺激する指先を止めた。
「あっ…」
桃花は突如遠ざかる絶頂感を追い求め、きつく閉じていた目をぱっと見開いた。
「いやっ…」
しかし鏡にうつる自分自身が目に入り、慌てて顔を背ける。
が、
「駄目だ。目を開けて前を見ていろ」
それを許さぬ冷たい声でネジが命じた。
「ほら良く見てみろ、お前のここが俺の指先にどんなに素直に反応しているか」
いやいやをしながらぎゅっと目をつぶる桃花の様子を鏡越しに見ていたネジは、更なる刺激を求めて膨らみきった花芽を乱暴につまみ上げ、ぐりぐりと捏ねた。
「あっ…あぁっ…」
一度達しかけたそこは敏感すぎて、桃花は激しく喘いで身をくねらせた。
直ぐ様込み上げる絶頂感は、しかし再びネジによって遠ざけられる。
「駄目だ。イキたければ目を開けて自分の痴態を見ていろ」
ネジは再び意地悪く指の動きを止め、勿体ぶった手付きで剥き出しの太股に掌を滑らせた。
「ほら、目を開けろ」
「あぁ…っ…いや…許して」
解放を求めていた性感のうねりが体の中で切なくくすぶり、桃花は激しい羞恥と欲求の間で翻弄されていた。
「桃花、命令だ。目を開けて言う通りにしろ」
ネジは厳しい声で命じて、強情に顔を背けて目を閉じる桃花の着物を更に捲り上げ、露になった尻をピシャリと叩いた。
「あぁっ…なにを…」
「言うことを聞かぬからだ」
持ち上げた両足を肩に担ぐようにして何度も何度も尻を打つ。パン、パンと乾いた音と、桃花の悲鳴じみた喘ぎが室内に響き渡った…
「あぁっ…もうお許しください…」
尻を打たれるその刺激にビリビリと突き上げる快感を与えられ、桃花はたまらなくなって目を開いた。
途端に見下ろすネジの目に視線が囚われ、その目が満足そうに細められる様を潤む目で見つめた。
「…では褒美をやろう。目は反らすな。」
ネジの顔に残忍な笑みが浮かんだ。
「あ…何を…」
「良く見ろ、ヒクつき俺の指をくわえ込むお前の牝穴を」
桃花は秘部が鏡に良く映るように今一度抱え直され、一際グイと脚を開かされた。
「はっ…あぁ…」
もう何の抵抗をする力も残らず甘い責め苦に戦慄く自分の秘部を、桃花はなす術もなく見つめ続けるしかなかった。
花芽だけではなく蜜壺にまで及んだ傍若無人な指が、いとも容易く桃花を快感の極みへと追い立てた。
「うぅ…っ、ネジ様っ…あぁ…あぁ…もう…っ…ああっ!」
切な気に喘ぐ桃花の身体は迫り来る絶頂感にこわばり、抜き差しする指を秘口がぎゅっと締め付ける。
その様子に気付いたネジは、くく…と忍び笑いを漏らした。そしてゆっくりと息を吹きかけるようにして桃花の耳元に唇を近づけた。
「桃花、イケ。自分の淫らなイキ顔をその目で見るがいい」
「あぁぁっ」
イケと命じるネジの囁き声に達する事の許可を得た桃花は、ガクガクと身を震わせ一気に絶頂を迎えた。
「くくっ…仕置きでイッたか桃花。随分と淫らな身体になったものだ」
ぐったりともたれ掛かる桃花に意地悪く言うネジの目は、蜜を溢れさせた秘口がビクビクと収縮を繰り返す様を、鏡越しに冷たい笑みを浮かべながらじっと眺めていた。
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