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短い夢
愛の終止符を(仁王*シリアス)
 


わたしは仁王雅治の彼女


だけどね。

貴方は知らないけど、私は気づいているんだよ?


君が私を愛してくれてなんかいない事に。

貴方が私と付き合っているのは単なる気まぐれだって。


だから私は、


「雅治、別れてくれない?」


今から貴方の元を離れます。


「…そうじゃのぅ。別れるか。」


呆気ない返事。

だけどそんなのはわかっていた。

悲しい、悲しい。

だけど、言わない、泣かない。


「バイバイ、仁王君。」


だから、ありがとうなんて言わないよ。

君の名前も呼ばない。


「ああ、バイバイ、じゃ。江坂さん。」


だから、君も言わないで。


これからはカレカノじゃないから。

ただの友達だから。


私は振り向かずに歩いた


前に進むために


君は気づいてないけどね、今の君の顔は悲しみにみちあふれてるよ?


なんで今更そんな顔するの?

意味がわからない。


もう、私は貴方の元には行かない。


だから、過去の愛に終止符を…



〜仁王side〜


突然彼女、江坂皐月から言われた言葉

「雅治、別れてくれない?」


俺は動揺を隠すように気をつけながら


「…そうじゃのぅ。別れるか。」


そう言った。

まぁ、別れるなんて仕方がないことじゃき。

他の女と遊んどったからのぅ。


「バイバイ、仁王君。」


名前で呼ばれん事に悲しくなった。

皐月を好きか嫌いか言ったら、好きじゃ。

いや、愛しちょる。


だが俺が言ったことは


「ああ、バイバイ、じゃ。江坂さん。」


自分で言って悲しくなった。

いつからかすれ違いになってしまったのかのぅ…


皐月は振り向かず歩いとる。


もう、自分の元には帰らないと言いたげなように…


皐月の背中がもう見えなくなった。


「好いとぅよ、皐月。」


この言葉はもう届かない。


大切な物は無くしてから気づくと言うが、正にこのことだ。


諦めんとのぅ。


君との愛に終止符を…


―――――――――――――――――――
あとがき


あっれー?切ないの書こうと思ったのに意味不明な感じになってしまった!!

すまん仁王!

こんなのにするつもりはなかったんだ!!


えー、ここまで読んでいただきありがとうございます!!

 

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