こればっかりは仕方ない(五年)
「なあなまえ」
「何だ三郎黙れ」
「黙って欲しいなら聞き返すなよ」
「いいから黙れ」
「はいはい…」
え、何でこんなに荒れてるのかって?そりゃ明日から学校始まるのにいまだに課題が終わってないからだよ。まあ就活云々あるわたしは小論文とかで泣かされたけど。きっとこいつらはしっかり終わらせてるんだろうな。竹谷でさえ終わってると見た。
「ばかじゃねえの、パソコンばっかりしてるからだろ」
「うっさいな!言い返せないけど!」
「がんばれなまえ。この木綿豆腐やるから」
「がんばってね!僕たち応援してるから!」
「終わったらケーキ買ってきてやるからな!」
「三郎以外ホントにいい子達だな。よしがんばっちゃうよ!」
がりがりとノートに文字を並べていく。ふと、静かにわたしの手元を見ていた三郎が問題集ごとノートを奪った(なぜ!?)。
「ちょ、三郎返してよ」
「やだ」
「お前やだとかかわいいけど今はわたしを殺す気かあああああ!!」
「は?意味わかんねえし」
ぱっとわたしの手からシャーペンまでも奪ってノートにすらすらと問題を解きはじめた。
「え、何三郎やってくれんの!?」
「これくらい簡単だし」
「うああお前まじかわいい今輝いて見えるよ…!」
「あ、じゃあ僕も…」
「俺もやる」
「俺内容わかんねえから肩揉んでやるな!」
なんていい子達なの…!ていうか三年の内容わかんのかよお前ら!
こればっかりは仕方ない
宿題は最後まで延ばして一気にやるんだよ!
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今の管理人↑
手伝ってもらいてえ!!!!
何書いてんだか。
090819
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