ちょっと違う夜




日直によりグラハム先生にこき使われていつもより疲れて帰ってきた。7時を過ぎてしまったから、今日のご飯はいつもより遅くなりそうだ。
家への道を急いでいると、前から人が歩いてくる。あの特徴のある歩き方は……


「…ミハエルさん?」
「ん?おお、アヤカじゃねえか。珍しいな、部活もやってねえお前がこんな時間に外にいるなんて」
「まあ…いろいろとありまして…」


久しぶりに会ったその人は、ハレルヤと同じくフリーターをやっていて、私のお母さんの下で働いているホスト、ミハエルさんだ。
何度か家に来てハレルヤと喧嘩紛いをして、毎回ミハエルさんのお兄さん・ヨハンさんに連れて行かれるのだ。いつも一方的にミハエルさんがふっかけるだけだけど。


「春っつっても暗いんだから一人で出歩くなよ。送っていくぜ」
「えぇっ!?いいですよ!ミハエルさんもどこかに行く予定だったんでしょ?そこまで遠くないし、大丈夫ですよ!」
「いーや。ここは男をたてておくもんだぜ」


こういうとき、ミハエルさんは男らしくてかっこいい。普段は妹のネーナにデレデレで、へたれで子供っぽいお兄ちゃんだけど。それに頑固で、一度言い出したら人の話を聞かない。


「じゃあ…お願いします」
「おうっ!」


子供っぽい、人懐っこい笑みを向けてきた。ホントにハレルヤと同い年なのか疑うけど、こういう人も嫌いではないので、わたしも笑顔を向けた。














(家に帰るとこだったし、家は逆方向だけど…こいつと一緒にいられる時間が増えてよかったぜ)



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ミハエルのキャラわからん…
そして短い…名前変換少ない…

090214
090525修正




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