体育祭3




体育祭が行われるにあたって、今だに解決していない大きな問題がわたしにはある。それは家族に日にちを教えていないということ。うちの兄弟達は自慢じゃなく顔が整っている。
ロックオンなんて女子生徒からいつも手紙やらプレゼントやら貰っているし、ティエリアとアレルヤだってよくいろんな物を持って帰ってくる(ティエリアは断っているが半分は無理矢理らしい)。
刹那は無口なくせにいつも女子に囲まれたり、呼び出されたりしてしょっちゅう告白されるほどモテている。
……何でこんな人達が兄弟なのよ…
行事には必ず家族全員で見に来るから今回も行ったら来るんだろうな。でも中学生のときまではよかったけど、去年来たときに凄い人数の女の人達が集まって大変な思いをしたのを覚えてるよ。
だから今年は諦めて…ってか中止になったとか言えばごまかせるんじゃない?アレルヤとかロックオンとか←


「あ、ロックオンおかえり」
「おうただいま!そういやアヤカ、体育祭今月末なんだって?」
「ぶふぉあっ!?」


たった今考えていたことを潰されたのと急な話題に、含んでいたお茶を噴き出してしまった。


「うぉっ!大丈夫か?」
「だいじょぶ…。だけど何で知ってるの?わたし言ってないよね」
「え、だって刹那が持ってきた学校からのプリントに書いてあったぞ?」
「…………」















刹那ぁぁああっ!!




自ら墓穴を掘ったせっつん


090415




あきゅろす。
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