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短編
サー4
もうすぐ外出れたのにっっ!!黒服の男たちが銃を構えて立ってる!!映画かよっっ!!
ヤバイヤバイッピンチ――ッッ!!
もうダメだ・・・。
「迎えに来てやったぜ――!!」
へ?
外にジャックがいつの間にかいて、 何かを部屋に放りこんだ。
「なんだっ!?」「前が見えない!」「落ち着けっっ!!」
なにがおこった!?
「早く乗れ!!」
おれは引っ張られて座らされた。そして、屋敷が遠ざかっていくのが見えた。
「なにした?」
「煙幕投げた。ったくサンタだったらうまく脱出出来たんだぜ!まぁ初めてにしちゃあ上出来ってとこか。」
なんでもありだなぁ。
「あと少し残ってるからな!気ぃ抜くな!」
「わかってる!」

ぶじになんとか終わった・・・・・・。終わったんだよな。
終わったはず。
「なあ、全部まわったって言ったよな?一つ残ってるけど」
「そいつはお前のだ。サンタからお前に今日のご褒美だろ。」
じーちゃんっおれの事思ってくれたんだっ!
おれは感激しながら箱を開けてみた。
なんだろなぁ――。
フタを開けると・・・
「うわあぁぁぁぁっ」
サンタクロースの人形が飛び出してきた!
「手紙?」
人形が手紙をかかえてる。
「なに・・・『おめでとう!君は今日からサンタクロースに任命された♪今後、子供たちに夢とプレゼントを与えるのが使命だ♪頑張りたまえ!』・・・・・・・・え・・?」
・・・・・・・・・・・・・ん?んん!?
おれは家に帰ると早速じーちゃんに文句を言った。
「今回限りじゃないのかよっっ!!」
「なにを言ってる!こんな体じゃまともにうごけないだろ!」
「今後やるなんて言ってない!!」
じーちゃん、ため息つきたいのはおれの方だけど。
「ジェネス、お前の腕に付けたブレスレット覚えてるか?」
そーいえばサンタクロースの服渡されたときにお守りだって言われて付けられたな。
「うん。あっ付けたままだった!返す!!」
「いや、それはお前のだ。ちなみに、それはサンタクロースとして使命を果たす証しだ」
「えっ」
「使命を果たさなかったり外そうとすれば手首を締付ける。無視しつづければ切落とされるぞ。」
ひぃぃぃっっこれじゃあ呪われたブレスレットじゃないかっ!!
「それはな、次のサンタクロースの素質のある奴があらわれない限り離れないからな。」
「これからもよろしくな。相棒。」
ジャックの前足が肩に置かれた。
「お――・・・」
おれは口から力ない返事を出すしかなかった。
こ・こ―なったらやってやる!素質ある奴みつけだしてとっととやめてやる!!

END


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