幸せの象徴(越境アカギ)
※越境でヒロインはカイジの妹
「だから、どうしようもない男なんだよ俺は〜」
カイジさんがさめざめと泣きながらテーブルに突っ伏した。片手にはビール。
「お兄ちゃん、飲みすぎ…」
その隣りでカイジさんを世話しているのはカイジさんの妹のなまえ。
俺はそんな二人を眺めながらビールを飲んでいる。
「なまえ〜、お前は幸せになるんだぞ〜!」
「きゃっ…!もう、お兄ちゃん!」
ガバリとなまえに覆い被さってカイジさんはグリグリとなまえの頭を撫で回していた。
「本当に面倒な人だな」
俺は思わずカイジさんを蹴り上げてカイジさんの下からなまえを救出した。
カイジさんはえぐえぐと泣きながら何か譫言のように呟いていた。
「アカギさん…」
複雑な表情を浮かべるなまえ。
「なまえなら俺が幸せにするからカイジさんは自分の心配でもしてなよ」
なまえを抱き寄せて笑みを浮かべればなまえの頬が真っ赤に染まった。
幸せの象徴
(一生兄離れ妹離れしないんだろうけどな)
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