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bubble
1

──ガタッ


扉を開けば眩し過ぎるほどの光が差し込んでくる。辺りを確認して扉を押し上げると先程よりも強い光が私を照らした。

あぁ、暖かい。


久しぶりの暖かさ。
こんな日が訪れるなんて、夢のよう。
冷えきった冷たい手がじんわりと暖まっていく。それと同時に頬の筋肉が緩むのがわかった。


心から暖まるのを感じていたときだった。



────カチャッ








一体、これは何事か。


向けられたものは黒光りする無機質なモノ。






「あんた、誰?」



真上から降ってきたのは男の声。即座に上を向けば眩しすぎると言わんばかりの光。男の顔は太陽の光が邪魔して見えない。
私が強い光に目を細めるのと同時に額に冷たいモノが突き付けられた。


私はいきなりの出来事に、ただポカンと口を半開きにして立ち尽くすだけだった。

私の脳ミソは正常に作動してくれないようだ。




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あきゅろす。
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