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芥川慈郎
芥川慈郎
ポカポカ暖かい太陽の下で眠るのが好き。
ポカポカ暖かい君の隣で眠るのはもっと好き。
『ジロー君!起きてっ』
「ん―…」
心地良い声がして、重い瞼をそっと開ければ太陽の暖かい光に照れされた君の姿。
『早く起きないと授業始まっちゃうよ?』
「今日はサボるC―…」
『今日も、でしょ?』
「えへへ」
どんなに眠くても、君とのお喋りは大好きだから起きていられるんだ。
『じゃあ私もジロー君のサボりに付き合ってあげる』
「ありがと」
『どういたしまして』
君の笑顔は天使の微笑み。
「なぁなぁ」
『どうしたの?』
君の声は天使の歌声。
「すっげー好き」
『ふふ、私も凄く好き』
時として、君の声は子守歌に聞こえちゃうから僕はまた夢の世界に引き込まれていく。
「また眠くなってきた―…」
『寝ても良いよ。私はずっと此処に居るから』
「うん…おやす…ぐー」
『早いなぁ…』
フワフワ頭を撫でられる感じがして気持ちいい…。
目が覚めても、君は僕の傍で笑ってくれているだろうか…。
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