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初ツナ 5/30※微裏
綱吉は一々見せる反応が面白い。
初見ではひっくり返って驚いていたし、優しくすれば素直に甘えて来る。かと思えばスキンシップに軽く触れただけでいつまで経っても慌ててくれる。ではもっと深く触れれば、と軽い好奇心半分、心配半分だった。
「綱吉、もっと本気で抵抗しなければ襲われてしまうぞ?」
「な…に、言って、んぅ」
覆い被さってその華奢な身体に手を這わすと、耳を中から裏まで丹念に舐める。想像通り震えた身体に笑みを堪えながら舌で首筋を伝い鎖骨にキスを落とした。
「どうした?抵抗しないのか?」
「精一杯してます!!」
「これで精一杯?」
確かに暴れてはいるが大した力を込めずとも抑え切れてしまうその小さな抵抗に、ん?と首を傾げると大きな目で見上げてくる。睨んでるつもりらしい。
これでは本当に誰かに奪われてしまうのではと、先祖として正直心配だ。
「男の俺にそんな心配要りませんから!」
「それは違うぞ綱吉。お前は俺の血が最も濃く出ているのだから油断していると痛い目を見る」
「な、なんかそれってジョットさんがそういう経験をしたみたいな…」
「ああ。身の程知らず共がな」
記憶を辿って思わず口元を歪めれば綱吉がビクリと震えた。怖がらせてしまったか。
「安心しろ。全て返り討ちだ」
「んな!安心出来ません!」
「フッ…まぁそういう訳だから俺を練習台だと思って全力で抵抗してみろ」
言って微笑むと綱吉の額に炎を燈す。さてどう対応してくるか楽しみだ。
end*
そのまま本気になった初代に襲われればいいよ←
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