※『例えばの手紙』から派生。
シリアス、死ネタです。
クロームから受け取った手紙をじっと見る。
守護者全員の手を経て僕で最後だというそれは、亡くなったボスの遺書。少しよれてしまっている所を見ると、幾らか涙が沁みている様だ。
「さて誰の涙でしょうかねぇ」
しかし僕からすれば。
「…こんなものに意味などありませんよ、綱吉君」
幾ら必要だと言われようと、君が居ないボンゴレに価値など有りはしない。
「それを分かって僕にも宛てたのでしょうか?」
だとしたら彼も食えない人だ。
「…紙など信用出来ない。君の口からもう一度、聞かせて」
僕が必要だと。
end*