俺と獄寺君が付き合い初めて一ヶ月。最近気付いた事と言えば、獄寺君はキスが好きみたいだ。
「十代目」
「ん…」
唇が離れてはふ、と息を吐く。目を開ければ満足そうな獄寺君の顔。間を開けずに今度は額にキス。
「くすぐったい」
「すんません、あと一回」
ちゅ、と口元に音を残してやっと獄寺君は離れた。
「獄寺君、キス好きだよね」
「十代目限定です」
それは知ってる、と笑ってからもう一度聞く。
「なんで?」
すると、ふ、と微笑んで。
「唇が一番温度が伝わりやすいんです。十代目の温もりを沢山感じたいから」
だから、と、また優しくキス。
獄寺君のキスは、甘い。
end*
ごっきゅんはツナを大事に大事にしてると思います。