ログいろいろ
いざしず暗いのん





その周期は決まっていない。3日間続く事もあれば1時間で終わる事もあれば半年こない事もあれば1日おきにくる事もある。
だから臨也は静雄の側を離れない。ずっと。


それがない時、静雄はいつも外にだしてと泣いた。
部屋に鍵はかかっていないけれど、臨也が出てはいけないと言った時から静雄は外に出られなくなった。
開いているドアノブをがしゃがしゃならしてあけてあけてと泣く。臨也はいつも小さくあいているよというけれど、静雄はただがしゃがしゃとドアノブをならすだけだ。


それがきた時、静雄は外がこわいと泣く。部屋の中にある全てをこわして泣く。
ころしてころしてなんて叫んで、喚いて、ひいひいと喉をひきつらせる。臨也がたくさん怪我をしながらだきしめてだきしめて、それを殴って泣く。

だからいつも臨也は傷だらけだった。いつしか顔の右半分にガーゼをあてるようになった。外す事はない。

静雄が暴れ疲れておとなしくなると、2人はセックスをした。静雄は割れた鏡で背中を切った。









目を覚ますと、静雄は臨也に閉じ込められていた。
だしてと言ったら訳のわからない言葉で何かいわれる。
わからない、出して欲しい。
なんだか背中が痛い気がした。


いたいと思った瞬間に外にいるこわいものを思い出した。悲鳴を上げて臨也に助けてと言った。でも臨也はひゅうひゅうと息を荒げて静雄に襲いかかった。こわいこわいこわいころしてころしてころさないでゆるしてころしてやる



目を覚ますと静雄は臨也に閉じ込められている事を知った。
だしてと泣くけれど臨也はなんにも言ってくれないからこわくなってしまった。



目を覚ますと静雄は部屋に一人っきりだった。
誰かが一緒にいた気がするのにわからなかった。





/お茶会にて投下したやつ。
実は前のジャンルものの焼き直しでした。





あきゅろす。
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