ここにいるよ



ポエマー臨也さんによるもしも話。
・うっすら薄暗い
・うっすら死臭











もしも、もしもの話だ。
他愛ない、くだらない話。

もしも、俺がもう少し自分に正直な馬鹿だったら。もしも、君が自分の本心を深く掘り下げる事ができる人間だったら。
今の俺達のこのくだらない関係は、違う広がり方をしていたのだろうか?
幸せに、なってたのかな?

「シズちゃん、ねえ聞いてる?」
「あ?聞いてねえよ死ね」
「またそんな言い方する」

俺は笑って、隣で君も笑う。馬鹿みたいだ。幸せってこういうこと?
俺にはよくわからない。
意地をはり続けて生きていたからかな?最近はなんだか考える事すら億劫なんだ。今までずっと頭を働かせて働かせて生きていたのになあ、おかしいなあ。

「ね、シズちゃん」
「だからなんだよさっきから」

俺ね、俺―――



「静雄…今日はもう帰るか」
「え?なんでっすか?」
「お前疲れてるんだよ。色々あったしな、まだ疲れ取れてないんだろうよ…また明日な」



疲れてるのか…幸せじゃないね。せっかくだから今日は休んだら良いよ。そうそう今日だけ。ゆっくりしたって誰も怒らないよ。大丈夫。

「そうだなあ…お前がそう言うんだったら…」










もし俺が、ほんとのきもちを伝えられていたら、こんな結果じゃなかったかもしれないね。
ねえ、ねえ。こっち向いて、君しかいないんだ。いつもみたいにちゃんと話して、ねえ。


「大丈夫だ。誰にも見えてなくたって、俺にはちゃんと」







FROM DOLLARS
件名 平和島静雄
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最近平和島静雄がキチガイになったってウワサ、まじらしい(笑)
なんかぶつぶつ言いながら歩いていく背中発見。
やっぱ折原臨也が死んだから脱け殻みたいになってるんかなー?
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ちゃんと、見えてるよ。








/臨也さんの霊的ななにかが取りついているのかはたまた静雄さんの妄想乙なのかってな話。
生霊かもしらん…臨也さんなら生霊くらい飛ばせそうですww



あきゅろす。
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