Honey Days
10*
触れるだけのキスを何度か繰り返し、再び冬真の胸に顔を埋めた。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
俺の頭を抱えたままゆっくりと息を整えていく冬真。
胸に顔を埋めているため、冬真の早い鼓動がダイレクトに伝わってくる。
冬真の汗ばんだ手と身体の感触とこの鼓動が俺を少し落ち着けた。
冬真、冬真。
はじめは確かに冬真が帰ってきて傍にいて、表情や声を聞いているだけで満たされていたはずなのに、触れればもっと触れたくてたまらなくなり、甘やかな声を聞けばもっと聞きたくなり、体温を感じればもっと体温が欲しくなり、満たされた心がまた渇くのがわかった。
求めても求めても足りなくて、求めれば求めるほど欲しくなる。
「あっ!んっ…んんっ」
「冬真…」
ゆるりと腰を揺すれば冬真は再び甘く啼きだす。
すがるように俺の頭を抱きしめ、ピクリピクリと身体を跳ねさせる様が愛おしい。
俺の出したモノとローションでぐっしょりの内襞がグネグネと蠢き、俺のモノを心地よく締めつけてくる。
「んっ…んぁっ…しゅ…ぅごっ、んっ…待っ…てっ」
「もう1回…な?」
冬真の胸から顔を浮かし、冬真の腕の中から見つめる。
頬を紅潮させ、真っ赤な目元の瞳は涙で潤み、切なげに寄せられた眉根と半開きの唇からは熱い吐息を漏らす様は壮絶に色っぽい。
「ダ…メっ…んっ、も…ぁっ…し、んじゃ…うっ」
「でもお前のナカはもっとって俺のに絡みついてきてるぜ?」
「あぅぅっ!ち、ちが…んひっ」
少し強めに突いてやればビクリと冬真の背中がしなる。
俺の下で身体をくねらせ、あえかな喘ぎをあげる冬真を前にして俺が止まれるはずもなく。
「あぁぅっ!」
冬真の両足を大きく開脚させ、本格的に抽挿を開始する。
時折腰を回しながら冬真を攻めたてれば、甲高くなる悲鳴。
泡立った精液が俺たちが繋がった部分から溢れ出る。
「あっ、あぁっ、ぁんぅっ」
口端から唾液を垂らし、快感に悶える冬真に思わず舌なめずりする。
垂れる唾液をベロリと舐めとり、そのまま唇に噛みついた。
「ん…っ、んふっ、んぅ…っ」
荒々しく口内に舌を這わせ、小さな舌を舐めしゃぶる。
限界が近いのか後ろの締めつけがキツくなり、俺の腹にこすれる小ぶりなペニスがピクリピクリと脈打ちながら蜜をこぼしていた。
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