[携帯モード] [URL送信]

年下やら年上やら
だって君だもん!



「幼なじみ雲雀設定-10」短編





「ちとせちゃん!ねぇオレたちとあそばない?」

と、つなよしくん。

茶色いピンピン頭のおとこのこ。

ブランコも鬼ごっこも、じゃんぐるじむも上手くできないけど、でもとっても優しいの。


「うん!なにしてあそぼうかな?」


つなよしくんは、なにやってもすぐ負けちゃうけど!


「だめだめ、ちとせはぼくとあそぶの!」


と、きょうやくん。

まっくろでまるい頭のおとこのこ。

いつもあまりみんなとあそばないけど、ときどき気まぐれであそんだら、なにをやっても勝っちゃうの。

このまえは鬼ごっこ、わたしばっかり追い掛けてくるんだもん。

つかまったって、はなしてくれないの。



「じゃあみんなであそぼうよ!」


わたしはそうやって提案したけど、きょうやくんがそれを却下する。


「いや!ぼくはちとせとあそびたいの!」



なんでかなぁ、きょうやくんは、わがままなの。

いっつもわたしばっかり、わたしとばっかりあそびたがるんだもん。



「おい、ひばり!おまえ、ちとせちゃんのことが好きなんじゃねぇの!」


と、はやとくん。

みどりのきれいなオメメで、頭は銀色なの。

つなよしくんのことをジューダイメって呼んでるけど、よくわかんない。

わたしときょうやくんのことを、いつもそうやってからかうんだから!


「ばかじゃない?あるわけないでしょ!」


「じゃーなんで、ちとせちゃんとばっかりあそびたがるんだよ!」


「そ、そんなの…!」


きょうやくんはドーヨーしている。
なんてこたえるんだろう?

「ちとせは…っ!」


きょうやくんがわたしをみる。
いつもとはちがう、あせったきょうやくん。


「ちとせは、どっちとあそびたいの?」


まるで、ミカンとツナ、どっちが好き?なんてきかれるような、軽いしつもん。


そうだなぁ、わたしは、


「みかんかな。」


「は?」

「え?」


「ああごめん、なんでもないの!」


失言にあわてて手をふって、バイバイするみたいに今のセリフをかき消した。


「つなよしくんにはごくでらくんがいるし、わたし、今日はきょうやくんとあそぶよ!」


にこ、わらいがら、きわめて平等なこたえをだしたと思う。


きょうやくんはフフンと勝ちほこったようなかおをして、つなよしくんたちは「エー」と不満そうにかおをゆがめてた。



――――――――……


「…わたしなんかで、よかったの?」


さっき、どうしてわたしばっかりとあそぶのか、っていうしつもんをもう一度してみたけど。



「べつにっ」


きょうやくんはプンッとかおを向こうにむける。


あーあ、もう。
きょうやくんたら、いつもそうやってこたえてくれないの。



「わたしは、きょうやくんとあそべてうれしいけどなー」


「………。」


「だって、わたしきょうやくんのこと、すきだもん」


「…………。」



「きょうやくん?」


あらら、
おかおが真っ赤っ赤なの。

りんごみたいね。



「きょうやくーん?」



「…ぼ、ぼくも……」



「ぼくも?」



「…………。」



「きょうやくーん…」



「……………。」



「もう、いいよ!」


わたしはブランコからたちあがって、つなよしくんたちの方にいこうとした。


「あ……、ッ!」


でもうでをきょうやくんにつかまれて、もういっかい、ブランコにすわらされる。

つぎ、なにも言わなかったら、本当にいくからね?



「…ちとせだから…、あそびたいんだよ」



「…ふーん?」



「…それは、さ」



「うん?」



「ちとせが……」



「…………。」



「…………。」



「きょうやくーん」



「…………ぅ、」



「ねーえ…」



「き、きょうはおしまいっ」


きょうやくんは一人で切り上げて、ブランコをおもいっきりこぎだした。


わたしもつられて、こぎだした。


――――――――……



だから、もうちょっとまってて。




continue…

ブハッwww

なんだ、このグダグタは!


どうも!

常にスランプ経営主です!

今回はそういうわけで終わりです(笑)なにがって感じですけど。
たまに短編、ときどきシリーズwww

ではまた次回!

[*前へ][次へ#]

8/14ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!