「集合！朝の練習はこれまでとする。各自柔軟は怠らないように。では解散」
はぁ…
やっと部活が終わったぜ
なんかこう…いつもより途轍もなく長かった気がするな
やっぱこうゆうのって気持ちの問題、なんだよな。
足取りもおめ〜し
…まじ俺どうかしてるよな…
まだこんなに…さ
「桃〜、ボ〜っとしてると遅れるよ〜ん
ほら、着替えに行こ!!」
え？って、うわっ、ちょっと!!
｢急に引っ張んないで下さいよ英二先輩｣
ったく、毎回毎回乱暴な先輩だよな
でも早く着替えなきゃまた遅刻しそうになるし…
あぁ、本当今日はついてねーな、ついてね〜よ……
「んじゃ〜ねん！」
「また部活で…英二先輩」
俺は階段前の踊り場で英二先輩と不二先輩とわかれた
普段はこの二人とは来ないけどなんか一人で淋しそうだからとかなんとかで……
別にそんな事思っちゃねぇし！………って思ってるか…
越前は結局朝練に来ねぇし
てゆーか俺の事なんとも思ってねぇなら部活位こいっての
「おら〜席につけ〜、SHR始めるぞ〜」
っげ、担任もう来てんのよ!
あ〜なんかもう今日の授業受ける気失せちまったな
２校時までサボるかな…
よし、そうと決まったら教室になんか行ってらんねぇ
屋上で風にでもあたってくるか!!
「さみっ！」
屋上に来てみたものの…さみ〜よ！
今って夏だよな！？
お、裏の方は日なただ。
あそこで一眠りするかな〜
…
…
…
…
「……………………」
……ん？
誰か屋上にいんのか？
「………」
俺の存在には気付いてないみたいだな…
やっぱこーゆーのって気になるし
こっそり覗いちまえっ！
バレなきゃＯＫだろ…
で、誰と誰………
「っ！？」
部長と……越前じゃねーか。
なんで二人で屋上にいるんだ？
「…………を……下さい」
「……だ」
なんて言ってんのかまでは聞こえねぇけど…
ありゃ部活の話し……ではなさそうだし
─ やっぱり越前は遊んでんのか？
─ 俺があまりにもしつこいから部長にのりかえたのか？
─ それとも部長が本命か？
…どっちにしても………
─ 最低だ！
殴りてぇ
殴って、あいつにいってやりてぇ
『お前は遊びだったとしても俺は本気だった』って…
部長も部長だ
俺と越前が付き合ってるのを知ってたくせに…
今すぐ殴りにいってや………
『ぇ…』
………何やってんだよ
なんで部長に抱きしめられてるんだよ
俺の時は嫌がって直ぐ離れたくせに…
やっぱりお前は部長が好きなんだな………
俺達はどうしてこうも
不器用な恋しか出来ないんだろう…
ただただ擦れ違う…
狂々(ｸﾙｸﾙ)と……
後書き
もう視点もの書きたくね〜！
てゆうか桃視点がむずっ！
もう本当に駄目だ
今回の桃視点前回より酷いんじゃ？
次回はやっと桃とリョーマ二人の対立(？)
二人の会話は１話以来かいてないから久々だなぁ…
さて、６話では桃はまだリョーマを心の隅で…っていうか思いっきり愛してました
けど今回でリョーマへの思いは呆気なく崩れさり怒りに変わる…という話しでしたが伝わらねぇ！！
視点はないほうがよかったかな…
でもただ単に桃城だけが悪いって思わせたくないから…
桃もリョーマも互いが好きだけどその方法の違いで擦れ違うってお話しだから……
桃好きの方にはなんか申し訳ありません
08/03/28
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