10万筆頭お礼小説：携帯獣＋αと逝く
これで今日からアナタも立派な廃人！←
しかしながら、廃人でもない一般読者の皆様にとっては個体値だの性格だのと言っても何のことだが意味不明であろう。
簡単に説明するなら、個体値とは同じポケモンを同じレベルで捕らえた時にあるステータスの差を設定する数値のことだ。
個体値は野生のポケモンなら戦闘に入ったとき、タマゴならもらったときに個体値は決まり、0〜31と32段階に振り分けられる。個体値が0と31ではレベルが上がるごとに徐々に差ができ、レベル100のポケモンで31の差が出る。
また、先程述べた個体値5Vの『V』は、個体値が32段階中最高数値である31を指す。つまり5VはVが五つ、イコールポケモンのステータスであるHP・攻撃・防御・特攻・特防・素早さの六つうち五つが最高値の31であることを示している。
性格は、ポケモンがレベルアップした時のステータスに補正をかけるものである。
今回のピカチュウの場合、性格さみしがりやはステータスに攻撃が上がりやすく(1.1倍)防御が上がりにくい(0.9倍)という補正をかける。
何やらややこしいが、要は三蔵は意図的に物凄くステータスの高いピカチュウを生み出したということである。
正直言って正気の沙汰ではない。
まず5Vという数値であるが、ぶっちゃけよう、キモい。
Vの出る確率の上がったブラック・ホワイトならまだしもそれ以前の旧作で5Vなんぞ、いったい幾つの卵を産ませたのか。
この私ですら最高4Vであるのに、この男は。
加えて性格。
性格全25種のうち、攻撃を上げるのは4つ。そこからピカチュウの命たる特攻と素早さを下げない性格は二つ。つまり25分の2の8％。
これで如何に三蔵が自虐極まりないドドドＭな変態作業を行ったかお分かりであろう。
故にそのピカチュウが殊更可愛いのは分かる。
だがあまりにも顔面崩壊しすぎていないか？
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