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10万筆頭お礼小説:携帯獣+αと逝く
我、死に場所を見付けたり。

これはもう間違いない。

残りのボールの中身は確実に────!


「そぉい!!」

紅白のモンスターボールを三つ空へ放る。

赤い光は形を───私の予想通りの───作り出した。


輝かんばかりの容姿。美しさマスターランクコンテストの優勝経験を持つ超絶美人でありながら、水・氷技を使わせたら右に出る者はいない水上の覇者───ミロカロスの松風。

全てを屠る無双の破壊力。ただそこに力を注ぎ過ぎてその他のステータスを置き去りにしてしまった、アホかわいい我が家のマスコット───ボーマンダの政宗。

常勝の名を背負う者。攻守技。全てにおいて隙の無い、我が家の守護神にして破壊神───メタグロスの忠勝。

どのコも皆卵から育て上げた珠玉我が子達だ。


そして残りの二つ。

紫色のそれ───マスターボールの中身。


何時にない緊張のもと、私はそれを投げ────彼らは現れた。


悪夢を司る者。その特性故に忌み嫌われる悲しい運命を持つ、しかしトレーナーとっては頼もしいことこの上ない存在───ダークライの羅刹。


人の手により生み出されし者。存在意義を求め、己を生み出した人間達に戦いを挑んだ求道者にして我がパーティー最強───ミュウツーの銀銭華。


嗚呼、本当に我が子達が、目の前に。

あれ?セルフエコノミー?視界が霞む。


どうしよう。


私、もう死んでもいい。




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あきゅろす。
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