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10万筆頭お礼小説:携帯獣+αと逝く
どうしてk(ry

「ちっ、厄介だな」

「同感。ま、キーパーソンに会わなければフラグは建たないし大丈夫でしょうよ」

「だといいんだがな」




気付けは演説は終わっており、整然と去るプラズマ団の後ろ姿を視界の隅が捉えた。

群集も一人また一人と散り、しばらくもしないうちに私達と少し離れた所に二人の少年─────主人公とチェレン────だけが残った。

「三蔵三蔵」

「あ?何だ」

「あれ、あの二人。主人公とその幼なじみだ」

「あれが、か」

ここからは二人の少年の会話は聞こえないが、おそらく先程の演説についてだろう。

だが彼等の瞳はまばゆく輝いていて、始まったばかりの旅路に心を踊らせているのが分かる。

この先待ち受ける激動を、未だ知らずに。



「ところで三蔵」

「何だ」

「いつまでそのコ乗っけてるつもり?」

「………言うな」

私の視線の先、三蔵の肩の上にはあのピカチュウが、幸せそうな表情で乗っかっている。

そう。あのすったもんだからずっと、このピカチュウは三蔵の肩の上にいたのである。

想像して欲しい。

今までの会話中、双肩にヘヴン状態のピカチュウを乗せ続ける三蔵を。

当の本人もその滑稽さを噛み締めているのだろうが、如何せん分が悪い。

何も出来ずに羞恥に堪えるこの男を眺めるのは非常に楽しいものだ。←





と。


「────ねぇ」


降り懸かる声。

「君のポケモン……今話してたよね」

振り返る。声の主は、すらりとした緑の髪の青年だっt…………………は?

「何だてめぇは。新手の電波か」

「そうか、君達にも聞こえないのか。かわいそうに」

いや、ちょ、何でおま、

「ボクの名前はN(エヌ)「電波の名前になんざ興味ねぇ。失せろ」

オィィィィィ!何喧嘩売ってんのこの男ぉぉ!

「…………こんな奴のポケモンからあんな声が聞こえるなんて何かの間違いだ。確かめるためにも、君のポケモンの声、もっと聞かせてもらおう!」




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あきゅろす。
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