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90. じゅんび
その後 佐助さんに教える前に、政宗さんとチカさんに服とかその着方とか教えたりして、着々と準備を始めた。・・・あ、私の着る時間が無い。
とりあえず佐助さんに抜ける用件を伝えて寝室へ向かう。寝室でのんびりとしていた彼らには悪いが、女性の着替えの為、出て行って貰った。・・・これとこれとこれでいっか。チカさん、政宗さん、幸村さんが付けっぱなしにしたテレビから 今日の紫外線予報が入った。
化粧台から日焼け止めクリームを取って、寝室の扉を開けて 近くにいた政宗さんに渡して チカさんと政宗さんは塗るようにと言った。
再度準備に取りかかり、顔と頭を洗ってドライヤーで頭乾かして、服着替えてカバン取り出して財布出して財布の中身確認して・・・あ、足りない。 金庫のダイヤル開けて その中からカード取り出して、閉めた。
後はカバンの中に必要なものを入れて軽く準備を整えた後、部屋を出た。佐助さんが炊飯じゃーをポチっと押した音が聞こえた。
と、出て行こうとした寸前で気付く。・・・ぶっちゃけ浴衣、買うだけでよくね?
しかし、外に着ていくのは浴衣だけでは心もとないし、何より私が滅多に見れない男服の店に行くのだ。ファッション好きとしては見逃せないっ!・・・いや、一般イメージのファッション好きとは違って、ただ単に どんなコーディネートがいいのかなぁ どんな服がどんな服とどの服で一番自分に映えたり出来がよくなるんだろうなぁ。ってな事に興味を持ったり考えたりするだけで・・・

「おい、真っ白。どうした?」
「行かねぇのか?」
「あ、行くさ!」

玄関で立ち止まっていた私に政宗さんとチカさんが声をかける。
私は慌てて返事をし、幸村さんやなりさん、こじゅさん、佐助さんの見送りを貰って 政宗さんとチカさんが出てきたのを見計らって扉を閉める。そして扉の窓口の方に「休業」と書いた看板を掲げて家を出た。

とりあえず、今日の買う物が少なくなった事は確か。

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あきゅろす。
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