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71. ほーたい
「あんたら何やってんの・・・。」
「あ、佐助さん。」
「Hey,真っ白。surrenderだぜ、surrender。」
「ダ?ア?あ、もう言っ・・・あー、無し無し、今の無し。」
「二度の無効は無効であるぞ。」
「・・・あー・・・・・・。」
「おいおい。真っ白よぉ。お前ぇ、これで三連敗じゃねぇか。」
「チカさんだってッ・・・コクレンで引っ掛かった癖にッ!!」
「と言うより・・・貴様は魚の数が多すぎる・・・乳首。」
「あぁ? 手前ぇ、さっきから乳首乳首言いすぎなんだよッ!!! そんなに俺の乳首が気になんのかァ?!!?!」
「黙れッ!貴様のその汚い乳首等、見たく無いわッ!!!!」
「手前ぇ等ッ!!黙りやがれッ!!!!!」
「ぐふっ」「ぐッ」

「っつー訳で、真っ白。手前ぇの番だぜ。」
「ちょっと待ってよ。今、考えているんだから・・・。だ、ダチョウ、コアラ、ラッコ、羊、コアラ・・・。」
「Hey,しりとりじゃなくなってきてるぜ。」
「し、始終承知だッ!!だ、『黙れ貴様等ッ!』」
「Pah..毛利の野郎の台詞をとったか。」
「ぼ、ボキャブラリーが尽きたんだよッ・・・!!!」
「では、これから台詞も有り、と言う事でよろしいですな。」
「イエス、I DO!」
「おい、もう少し発音よくしたらどうなんだよ?さっきから思ってたが。」
「う、うるさいっ!あまり英語を喋ってなかったからだよ!それに、元から発音は 苦手だッ!!!!」
「ほぉぅ」

「・・・旦那、はい 加わらない、加わらない。」
「な、何故でござるかッ!!?!」
「もうすぐ夕飯の仕度、すっから。あぁ、そうそう。真っ白さん。」
「え?」

「あんた、地べた座ってけど、まさか 俺様が一生懸命縫った傷口を開かせたわけじゃないよね?」
「・・・・・・・・・」

真っ白、享年23。顔を真っ青にして貧血で死亡、と言うテロップが出た。いや、実際に死ぬのは出血多量でだろうけど。

「あ!最初のアレは無しにしとっからね!無しにぃ!!ほら、最初 真っ白ちゃんは 俺様に着物教える為に出てきたんだしー!!」
「(た、助かったッ・・・!!!!)」

初めて“肝が冷える”と言う思いをしたような気がする。あ、四度目だったけ?

「あ・・・佐助さん、確か 今、夕食作る、って言いましたよね?」
「ん?まぁねー。」
「なら、私が手伝います。台所の使い方、分からないだろうし。」
「いや、いいって、いいって!ほら 真っ白ちゃんは横になってて。」
「そうでござるよ!佐助は俺の夕食をたった一瞬で持参してくれたのだぞ!!」
「旦那・・・いや、何でも無い・・・。」
「・・・でも、幸村さん・・・・・・使い勝手違うの、分かるでしょ?」
「!!! あ!」
「え。何?旦那、まさか、俺達の所と釜の使い方。」
「・・・うん!根本的な所から違いますねッ!!」
「・・・え、違うの?」
「うん。違いますね。っつーわけで やっぱ手伝います。すみませんが、誰か包帯をお願いできませんか?確か、あの高い棚の方に救急箱があったような気がするんですが・・・そう、貴方達が使ってくれたやつです。」
「これか?」
「えぇ、ありがとうございます。・・・っと、予備が多めにあったな。じゃあ、ちょっと包帯巻くんで出てって下さい・・・って、出てく気配無いですね、アンタら。」
「一人じゃ出来ねぇだろ。」
「自分に巻く要領と同じだろ?ならやってやるよ。」
「服を脱げ。我が直々に巻いてやろう。」
「余り動くと傷口が開いちまうだろうが。ほれ、さっさと腹出せ。」
「某にも手伝える事がないだろうかと思って。」
「まぁ、俺様が縫った傷口確認すると同時に巻いてあげようかなぁって思ってさぁ。」
「心づかいありがとうございます。でも、出てって下さい。」


とりあえず、なんとか出て行かせました。

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