66.5 服着替えろッ!!!! 「ッ!!!ちょっと待てッッ!!!!!!!」 「!!」 「真っ白殿ッ!!?!」 「お前ぇ、寝てんじゃなかったのか!!?!」 「Don't make a fool of yourself! 黙って寝てろ!!」 「傷口が開いたらどうすんだッ!!」 「・・・傷口が開いてまで言うべき事でも、あると申すのか?」 「あるわッ!!!!アンタら、その格好で行く気かッ!!!!」 「え、まぁ、そのつもりだけど・・・ねぇ、旦那?」 「え、あ・・・あぁ!!!」 「幸村さん!やっと思い出してくれたのねッ!!!でも、それ もっと早く気づいてほしかったッ!!!!」 「Don't shout! 傷口が開いてるじゃねぇかッ!!!」 「さ、叫んでるから当たり前だろッ!!!それより、その服で外出るの禁止ッ!!!頼むから!マジ 頼むからッ!!!!商売あがったりになっちゃうッッ!!!!!」 「なんだ。それ程我らの服装は奇異だとでも言うのか。」 「うん!!!」 沈黙。 「私が商売あがったり イコール 貴方達のおまんまが食い上げになる、と言う事なので、買い出し班の内一人は、私が来ている着物来て下さい。男物だし。後、小さかったから糸千切れ。私にサイズ合わせて縫ってあるから。幸村さんはそのままでも着替えてもいいけど。」 「え、何で。」 「私達の所では浴衣は常備でも可です。」 後、言う事がないかなぁ、と指折って数えてたら 足元に血がぽつぽつ。 「ッ!!!おい、幸村!猿飛ッ!頼んだぜッ!!!」 「ぎゃふんッ!」 「政宗様ッ!女性を急にそのように扱ってはいけませぬぞッ!」 「ところで俺の着る着物は?」 「あ、幸村さんが何時も浴衣入れてる所!」 「あぁ、あそこでござるなッ!!」 「うん!!!」 真っ白を姫抱っこした政宗、小十郎、幸村、佐助共に寝室へ消える。 広間へ残されたのは瀬戸内コンビ。 「あー・・・、とりあえず 床、拭くか。」 「さっさと拭け。」 「って 何で手前ぇは そふぁ に座ってくつろいでんだよッ!!!」 「我はこれを読むのに忙しい。さっさとするがよい。早くせぬと血がこびりつく。」 「ッッ…畜生ッ!」 元親はバケツと雑巾を探しに行きました。 元就は背の低いデスクの上に足を乗せて、その上に置いてあった雑誌を読み始めました。 [*前へ][次へ#] [戻る] |