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54.眠る
ぜぇはぁ言いながらお家に帰ったら、半裸と緑色の人が、お家の前で倒れてたよ。

「・・・幸村さん、私・・・何か 神様に呪われる事をしたかなぁ・・・。」
「ま、真っ白殿ッ!!気を確かにしてくだされッッ!!!」

とりあえず、緑の人の被っている帽子からおくらと命名して、担いできた三人を家の中へ放り…いえいえ、ちゃんと横にして入れて、玄関へ続く階段によりかかって寝ている二人組を幸村さんと一緒に、また階段を上って家の中に入れた。なんか、死体処理をしているみたいな錯覚に陥った。

「長曾我部殿、重いでござる…」

と、幸村さんがポツリと零した。


部屋に入れて息を吐くのも束の間。眠たい頭を必死に起こして、彼らに説明する事を考える。と言うか、このまま朝まで寝ていただければ、ちょーありがたい。めっちゃ眠い。
とりあえず寝室に直行して、布団と枕の数を調べ…明らかに足りねぇよ。こっちが前に買った、自分と幸村さんの分しか無ぇよ。自分の合わせたら敷布団三つしか無ぇよ。
仕方無いので、足りない布団と枕は、抱き枕と毛布で何とかしのぐ事にした。あぁ、ったくもー!説明が面倒くさいなぁ!!!眠気の襲う頭で考えていると 全てをどうでもよく感じさせられてしまう。
敷布団を一つ布団で代わりをして(あぁ、私の冬用布団が…)、寝ている(気を失っている彼ら?)を寝室へ運ぶ。

「これとこれとは二人組にして、幸村さんはこの人と一緒に寝て下さい。もう数が足りないんで。」
「ぬっ! まぁ、佐助とは幼い頃一緒に寝てくれた事もあるしな・・・・」
「うん、恥ずかしがってるかもしれないけど、この場合、布団が非常に足りない事もあって一人を床で寝かせるわけにはいかないし、私の眠気がMaxを超えたから、余計な仕事をしたくないと言うか…とにかく仕事終えたら寝るのでよろしく。」
「任されたでござるッ!」

そう言った幸村さんにその場を任せて、私は未だに電源の付いている、ゲーム画面があのままだったウィンドウを消して、メール画面を開き、 補助機能早く出して。難易度が高かった 等の旨を丁寧に仕上げた後、一度じっくりと見直して、眠気の溢れる頭でじっくりと推敲した後、送信ボタン押して全ての電気消して鍵掛けて、寝室直行して、ベットにダイブして 寝た。

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あきゅろす。
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