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104.5 いのこりぐみ
その頃の居留守組はと言うと。



「He、hey, 幸村。こう言う時はどうしてたんだよッ!!」
「そ、某に聞かれても困るでござるッ!!某、こう言う経験は初めてでッ・・・!!」
「えぇい、黙れッ!!と とにかく真っ白の仕事を思い出せッ!!貴様は真っ白と共に過ごした期間が長いであろうッ!!」
「とは言っても・・・某が見ていた限り 真っ白殿はずっと ぱそこん とやらで仕事をしていたでござる・・・。」

「おい!とにかく真っ白は なんでもや っつー便利屋をやってたんだろッ!!?!なら、子守も入ってたんじゃねぇのかッ!!!」
「ぶぅ、ふぇ・・・」
「あ!そう言えば、真っ白殿が最初に某を匿って下さった時、そう言う事を言っていたような気がするでござるッ!!!」
「! Really?!」
「! それを早く言わぬかッ!!」
「なら、こいつの母ちゃんを探しゃいいんだな。おい、嬢ちゃん。アンタの母ちゃんは どういう奴だ?」
「ふぇ・・・と、とにかく、かっこいいひとについてけ、って・・・」
「・・・は?」
「・・・貴様の聞き方が悪いのであろう。おい、幼子。貴様の親はどういう奴だ。我の質問に答えよ。」
「ぶうぇ・・・こ このひと かおはいいけどこわいよぉー!!!」
「なッ!」
「あー、とにかく!コイツのmommyが俺みてぇなcoolな奴が好き だと言う事が分かったな。」
「政宗殿、何を言っておられるか。」
「Shut up, 幸村。 アンタのmommyは俺みたいなcoolな奴が好みなんだろ? princese?」
「・・・このおにいちゃんもかっこいー!」
「ほらな。」
「むぅ。」
「と言うより、何故この鬼になついてるのかが分からぬ。」
「ま、人徳じゃねぇ? で、嬢ちゃん。アンタの母ちゃんを探してほしいのか?」
「うん。ママが まよったら たっぴつでかかれた じだいげきにでてきそうなかんばんめざせ、っていってたから。それで きものきてたひとがでてきたらそこなんだって。」
「・・・だとよ。」
「・・・まぁ、確かに着物だけどよ・・・。」
「・・・我らの着用しているものは浴衣であろうに・・・。」
「まぁ、そこら辺の事はどうでも良いでござろう。幼子、我らはそなたの母を探し申せばよいのだな。」
「うん。わんこのおにいちゃん!」
「わ、わんこ・・・?」
「くっ funnyだなぁ、幸村ッ!!」
「わんこって・・・おい。まぁ、あながち外れちゃいねぇだろうけどよぉ・・・。」
「・・・某、お館様と真っ白殿以外には そのような言葉を言われたくないでござる。」
「What?」
「 貴様、その幼子と知り合いではないのか。」
「・・・いや、微かに見覚えのありそうななさそうな顔でござるか・・・某には、さっぱりでござる。」
「・・・ま、連れて歩けば嬢ちゃんの親に会えんだろ。」
「しかし、着替えずに外に出る事は控えられておるぞ。」
「・・・着替えるか。」
「But, 誰かが此処に残らないといけねぇだろ?」
「我は嫌だぞ。もう ここの本は読み飽きた。」
「あ、それなら大丈夫でござる!某が真っ白殿から借り受けた けーたい とやらでいつでも真っ白殿と つうしん できるでござるよ!」
「Ah...鬼に危うく分解されかけたアレ、ね。」
「それ、分解してぇんだけどなぁ。」
「駄目でござる。」
「なら、早く着替えるぞ。おい、幼子。そこで待っておれ。」
「なんか おかしちょーだい!」
「・・・。」
「・・・中々タマ座ってんじゃねぇか、こいつ。」

とりあえず幸村が食器棚から見つけた真っ白の隠したおやつを 迷子の子にあげた。

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あきゅろす。
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