novel
ありえません!【ケイ+エヂフェイギャグ】
「なぁッ」
カルナス内にエルダー青年の声がこだまする。それもそのハズ
「やぁっ」
その青年の目の前に、ここにいてはいけない人物が、クッキーをつまみながらソファーに座り手をひらひらさせているではないか。
「ちょっ…ケイこんなとこでなにやってんの」
フェイズはケイに歩み寄ると、そのひらひらさせている手をパシッとはたき、仁王立ちをかました。
「なにって?…ふっふっふ…」
ケイは待ってましたとばかりの笑みを浮かべると、天に向かって指を指し、
「1日冒険体験INカールナ〜ス」
嬉しそうにこう叫んだ。
口をパクパクさせるエッジ(笑)
「ばか何意味不明なこといって…早く帰りなよ…」
エルダー二人がすったもんだな中、そのやりとりを微笑ましく見守る人物がこういった。
「私がお願いしたの。」
「へっ?」
声がするほうへ振り返ると、そこには、この船の副艦長、レイミさんの姿が。
「どうしてですかυレイミさん…」
「だって、フェイズさん。前に、エッジと私を見て、仲間っていいですね…って言ったから、さみしいのかなって思っちゃって…」
レイミは髪を指にくるくるとからませながら、続けてこう言った。
「でも、フェイズさん今とっても楽しそう」
「誤解ですよッ」
「でもなレイミ…この旅は遊びではないし…」
今まで口をパクパクさせていたエッジが、フェイズの声で我にかえり、こう口をはさむ。
「そっ、そうですよね!エッジさんの言うとおり、遊びではないんです第一ガガーン総司令が許すわけ…」
「あるんだなこれが」
「えっ?」
「何か、うん。君も学んできたまえって」
「えーーーーーーッυυ」
嬉しそうにVサインをするケイの横で、フェイズの小さな肩ががくりとおちた。
「あっ、艦長さん。そこで相談なんだけど」
「…?」
「部屋割り僕はどの部屋で寝ればいいかな?」
「へ…部屋ですか?(こいつ、泊まるきかよ)」
「うん。確かこの船には部屋は4つあるよね☆でも一人じゃ心細いからー」
ケイの視線がフェイズを捕らえるのをエッジは見逃さなかった。
「!!(こいつフェイズと寝る気だな…僕の夜のフェイズとの楽しい一時。邪魔されてなるものか!!)」
エッジはおもいっきりの笑顔を作る。
「や、悪いねケイさん。僕は部屋割り変える気はないよ。」
「そこをなんとか…ほら、クッキーあげるから…」
「てか、それ元々僕らのですよ。とにかく何と言われても僕はどきません…」
「けちー」
「ケチって…」
「ケイ何言ってんのさ!」
二人の間でプルプル震えながらこのやりとりを聞いていたフェイズが、声を上げた。
「同胞として僕は恥ずかしいよ…わかったよ。僕が4号室に移動するからケイはエッジさんと一緒に寝なよ…まったくもう…」
「えっ?フェイズ…いや、僕はきみと…」
フェイズは肩におかれた手を払いながら、エッジに向かって真っすぐに立ち直ると
「エッジさん。大変申し訳ありませんが、1日…こいつと同部屋かまいませんか?」
深々と頭を下げてこういった。
「いや…だからフェイズ…」
「知らなかったよ。ケイがそんなにエッジさんと一緒にいたかったなんて…」
「ち…ちが…」
フェイズは重ね重ねエッジにぺこりとお辞儀をすると、部屋がある2Fへ消えていった。
「なんでそうなるのーーーッ」
その夜、
男二人の寂しげなすすり泣きがカルナスにこだましたのは言うまでもない(笑)
FIN(笑)
どこか天然な?ふぇいずきゅん萌え(*´∀`*)
そして不憫なケイに萌え(笑)
続き…書くかも(;^_^A
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