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novel
バレンタインパニック☆【エジフェイ?】
「レイミさん、手に持っているチョコレート。どうするんです?」 

「え?」
呼び止められたレイミは、チョコを見ながら、照れくさそうにこう続けた。


「実はね。今日は地球ではバレンタインデーといって、その……」

「?」

「ひ…日頃お世話になってる人にチョコレートを渡す文化があるのよ。手作りとかなら感謝の気持ちがより伝わると言われているの。」

チョコレートを胸の前で持ってニッコリ微笑むレイミに

「そうなんですか!では早速僕もエッジさんに感謝の気持ちを伝えないと。」

大きな瞳を輝かせるフェイズ。


「…え?」

少々あわてた様子のレイミにお辞儀をすると、彼はアイテムクリエーション室へとむかっていった。

「…わ…わたし…嘘は言ってないんだからね…」

レイミは心のなかでつぶやいた。








「えっと。ウェルチさんに聞いた通り…チョコレートをとかして…型に入れて…しかしウェルチさん、何故あんなにニヤニヤされていたのでしょうか…気にはなりますが…あ、そろそろ溶けてきましたね。」


溶けてとろとろのチョコレートが入ったボールを手にしたとき。


アイテムクリエーション室の扉が急に開いた。

「うわぁっ」

〜ばしゃあっ〜

「フェイズ?こんなところでなにして…って!どうしたんだその格好!?」


急に扉を開いた犯人エッジさんの目の前には、
チョコレートを頭からかぶったおいしそうな(笑)フェイズが。

「あ…あの…っ…すいません…実はエッジさんに渡そうと思いまして…頑張って作っていたのですが…」

「チョコレートをかい?」

「はい。」

その言葉を聞くやいなや、エッジは顔を真っ赤にして微笑み、床に座り込んだフェイズを抱き抱えた。

「嬉しいよフェイズ。まさかキミが僕に告白してくれる日がくるなんて。僕も好きだよ。フェイズ。ありがとう!遠慮なく頂くよ。」

そういうと、エッジはフェイズの鼻のてっぺんについたチョコをペロリとなめた。


「ひゃあっ、エッジさん!?なにを…っ…////」
続いて唇についたチョコをなめ、そのままキスをする。
「…ん…エ…ッジ…さぁん…?」

はぁはぁと息の上がったフェイズは、それはもうこの世の中のチョコどれよりも、甘く、そして…きれいに見えた。

「フェイズ…」
「あ…あの…?っ…んう…」再びキスを落とす


「エッジさん…僕…」

「ん?」

「僕…日頃…の感謝…の気持ちを…伝えようと…っ…レイミさんか…ら、聞いて…そのっ…」

「…感謝の気持ち?」

「はい…」

「…え…?じゃあ…愛の告白とかじゃあ…?」

「なに…言ってるんですか…エッジさんの…えっち。」


「うわああぁあぁ!!ごめん!ごめん!フェイズ!うわああぁあぁ!!!!」


慌てふためくエッジ。
「本当にごめん!あぁ…そうだよな…僕ら男同士だし……うわああぁあぁ…勘違いとはいえ…キスを…本当どうわびたら…」

「……いね。」


「…?フェイズ?」
「責任…とってくださいね。」
「フェイズ!!?」

大きな瞳を若干潤しながら、フェイズはエッジを見つめてこう言った。

すぐに下をむいちゃう君も、可愛い。


「あ…あぁ…もちろん!」

フェイズの頬がピンクにそまった。




ハッピーバレンタイン☆


彼らの甘い時間は始まったばかりである。


〜〜END〜〜


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜はい。久々に勢いにまかせて書いちゃいました\(^O^)/
バレンタインバンザイ☆エジフェイバンザイ☆ 


ただ、お姫様だっこにちゅうが書きたかったという…

ばかでごめんなさい(/_\;)だが後悔はしてないんだぜ☆

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