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この気持ちが恋と解るまで。
同級生パロ





「とし…やだ、やめろっ…ぅあっ…あ!」


ねえ、俺嫌われる事した?
何でこんな事になってんの?
なあ、トシ…。












数日前の事だ。
教室に忘れ物をとりにいったら偶然クラスの女子にあった。
その女子はかなりの美人でこんな彼女いたらなあなんて夢見てた事もしばしばだったが噂によるとこいつはトシの事が好きらしい。
ああ、やっぱりあいつは顔立ちもいいし性格もいいし。
トシと会ったのは高校1年の頃で、その頃から仲がよかった。今では俺の親友。
トシにはこんな彼女がお似合いだよな。なんて少し悔しく思っていたらいきなり声をかけられた。
ドキリとしてその子の方を向くと頬を赤く染めて視線を少し逸らしている。

「坂田くん、私、坂田くんが好き。」

突然の告白。

恋愛経験の少ない銀時にとっては到底信じられなかった。しかもまさかこの子になんて。

「え、俺?トシじゃねぇの?」

こんな事言わずにそのまま俺も好きでしたって言えばいいのにせっかくのチャンスを棒に振るような発言をぶちかます。

「私土方君の事好きなんて言った覚えないよ?誰かが勝手に流した噂みたい。」

だがそう言って少し困ったように笑うその子は本当に可愛くて、綺麗だった。

「俺なんかでいいのか?」

「じゃなきゃ、好きなんて言わない。」





こんな流れで俺はその子と付き合う事になった。
夢みたいだった。こんな可愛い子俺が独り占めしていいのか、優しくてふわふわしてて…俺がこの子幸せになんて出来るのか時折不安になったけれどとにかくすごく幸せだった。

でも、それからトシの様子が少し変わったのを感じた。
どことなく寂しそう…っていうのかなんていうのか。話をしても以前とは何かが違う。
違和感。

この違和感が嫌で嫌で、トシが何か思いつめたかのような顔を見るのが何だか辛くて、彼女と楽しい時間を過ごす変わりにトシは不機嫌になっていくようで。
トシのこんな様子をたくさん見るようになってから俺の心はときたまきりきりと痛くなる。
予想以上に俺はトシの事が大切らしく、こんな事があってからは可愛い彼女がいるというのに頭ん中はあいつでいっぱいだった。

なあ、トシ、なんで目さえあわせてくんねえの?

嫌に心苦しい。心が痛い。
なんでだろう、なんか分からないけどムカつくを通り越して寂しい。彼女といたってなんか楽しくない。この気持ちがなんなのかは分からない。
だがついに俺は放課後クラスに残るよう土方に告げて原因を探る事にした。とにかく理由が知りたいんだ。


放課後、皆部活に行っていてこの教室には俺とトシしか居ない。
トシは俺の目を見ようとしなかった。ズキンと心が痛む。
何でなんだ。何か嫌な事でもしたか。


「トシ、最近元気無い?」

「んなことねえよ。
俺部活あんだ、さっさと話してくれ。」

ぶっきらぼうにそう言うトシ。
まともに会話さえしてくれないのか。


「最近お前ヘンだよ!!俺避けたり、話だってまともにしちゃあくれねえ!!何なんだよ。」




そう言うとトシは視線を真下に逸らしゆっくりと拳を握った。

「…お前見てると、頭おかしくなる。意味分かんねえ。もう俺の心かき乱すな…。」

「…は、?何言って…っうあ!!」

いきなり視界が天井を映す。
机の上に押し倒されたんだと分かるまではそう時間はかからなかった。
トシの顔が真上にあり、逃げられないよう俺の二の腕を掴んでいる。

…背筋がぞくりとした。
嫌な予感がする、殴りかかられっかな。


「彼女なんて…」


そうボソリと呟いた言葉にピンとくる。

「トシ、お前まさか…あいつの事っ…ひ、ぁ…!!」


途端に胸の突起を制服のシャツの上から刺激された。
なんだよこれ、悪ふざけもいいかげんに…、と思った瞬間に今度は首筋に吸いつかれた。

「ん…う、トシ…!!」

自分の口から漏れる聞きたくもない矯正。
首筋には赤い華。

「彼女とはもうヤったのか。」

「バカじゃねえの、まだ付き合ってばっか…!」

器用にシャツのボタンをはずされる。
…俺、ヤられる…?
まさか…トシに、親友にだぞ、しかも男だし。

不安と恐怖に押しつぶされる。
トシが怖い。

「トシ、ふざけるなよ…もうやめ…、ン…あ、ぁっ…!」

突然乳首を吸われ片方は指先でこねくり回される。

「男のくせに感度いいなお前。」

「…やめ…トシ、」

「ここおっ勃てといて今更やめるなんて無理だろ?」

「んだよ…っ…トシ、嫌だ、やめろ!!!!!!!!」

性器を布越しに触られる。
羞恥と快感に頭が真っ白になる。
そっとトシがズボンのチャックに手をかけて俺の自身を取り出した。
やわやわと刺激されるといとも簡単に先走りが溢れ出す。

「ん…はぁっ、あ…。」

「お前の先走りすげえなあ、銀時もしかして男同士でしたことあんの?」

「あるわけねえだろ!!!!バカかお前は!!!!!!」

本当に分けがわからない。
生理的な涙は止まる事を知らないし、むちゃくちゃ気持ちいいし。

そのまま事を進めるトシ。
まさか犯されるなんて思ってもみなかった。普通無いだろこんな事。

「とし…お願いだからっ…やめ…!!!!」

「うるせえ。」

冷たい一言。
何で、何で、何でなんだよ。
お前こんな嫌がらせするやつじゃ無かったろ?




もしかして、トシ、あの子の事好きだった…?





ぐちゅりと耳につくいやらしい音が鳴り響く。

「は…ぁっ…やめ…」

「イくか?」

「ん…あぁっ…。」

追い討ちをかけるかのようにトシの手のスピードが増して俺は簡単にイってしまった。
白濁が腹にかかる。途端に羞恥にかられ土方を直視出来なくなる。

「う、そだ…こんなん、ありえねえ。」

なんだか情けない。
親友に簡単にイかされて泣きじゃくって喘ぎまくって、俺気持ち悪…。

ぐっとトシの顔が近くなったかと思うとトシが俺を引き寄せていた。
無意識に顔が熱くなる。
ちゅっと音を立てて唇が重なり、薄く開いた俺の唇を逃がさないかのようにそのまま舌をいれ絡ませあう。
やばい、こいつキス上手すぎ。頭ん中が溶けそう。

「ん…っ…。」

分けがわからない。
夢であってくれなんて無理な願い。

トシはそっと唇を解放する。
はぁはぁと荒い呼吸を繰り返す俺。
そのまま最後までやられるのかと思ったがトシは何も言わずに俺の頭をわしゃわしゃと乱暴に撫でて震えそうな声でごめん。とだけ言って俺を抱きしめた。

「トシ…?」

「ごめん、ごめん銀時。」

普通ならこんな事されたらぶっ飛ばしてやろうかってくらいの苛立ちにかられるだろうに、ただただ謝り続けるトシが何だか不憫に思えて俺は何も言えずにいた。
しかしこの後さらに思いもよらない言葉をこいつの口から聞くことになる。



「てめえが好きなんだ、好きで好きで仕方ないんだ。」

「…は、?」

今なんて…。


「気持ち悪いよな、だけどどうしようも無くて、お前が彼女出来たって知った時すげえショックで、でもお前あいつと居るときすげえ楽しそうで、見たことない顔とか、」


「トシ。」


「邪魔になりそうだから自ら身を引いたんだ。だけどだめだ、お前がいつも隣に居ないと不安になる。」




今度はトシからの突然の告白。


「嘘、だろ?」

「んなわけあるかよ…、」


何だろう、普通こういう時ってどんな気持ちになるんだろう。
気持ち悪いとかそんな感じ?
だけど不思議と嫌じゃない。
あんだけトシの事考えてたのは、あんだけトシの事で胸が痛くなったのは、

俺も同じ気持ちだから?

未だ分からないこの感覚に不安になる。


「わかんねえ…わかんねえよ。」

「ぎん…。」

なあ、これって、この気持ちって


俺もトシ好きって事なのか、な。



ぎゅうっと乱れた制服のすそを握る。
分かんねえんだ…。
いつも当たり前に俺のそばにいたから、それが普通で。気づかないうちに恋心が芽生えていたのか分からない、けれど

「けど、お前がいないと、俺、わけわかんなくなる。」

「銀時っ…、」

ぎゅうぎゅう土方に抱きしめられる。
なんか野郎に抱きしめられてんのに心が温まる。


「まだ、まだ答えはいい。
自分の中で結論が出たら、そん時言ってくれ。」

「ああ、」



今は分からないこの気持ちが確かなものに変わった時、お前に改めて伝えよう。




この気持ちが恋と解るまで。










俺はお前に依存してる。
これは確か、だけどこれが恋だと確信するまで、待ってて。
























自分の気持ちにもう少しで気づきそうなのに
学生銀時は恋には鈍感な気がします

にしてもまとまりの無い文章orz






















 


あきゅろす。
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