骸先生の華麗なる診察C




患者名:三浦ハル




Q.What's wrong?




ハ「恋の病です!」



骸「おやおや。これはまた、今までとは全く違うタイプの患者さんですね」


千「そうですね。今まで来たのは骸様を邪険に扱うっていうか寧ろ人間として見てない、更に言うなら大気中に存在する塵もしくは歩く生殖器としか思っていない患者と骸様を尊敬しているものの骸様の意図を全く汲み取らない患者ですからね」


骸「黙りなさい」


ハ「ツナさんが好き過ぎて好き過ぎて…好きだって言ってもツナさんは『俺もハルが好きだよ』とは言ってくれますけど、本当にハルの事が好きなのかわからなくて…悩むうちに段々胸が苦しくなってきて。先生、どうしたらいいんですか!?」


骸「クフフフ…僕に任せなさい!」


千「先生と呼ばれて頼られたからってはしゃがないで下さい。みっともないです」


骸「ちょ、黙れお前」


ハ「はひ?」


骸「ああごめんなさいね、この肉まん眼鏡は放っておいて下さい。気にしないで」


千「肉まん眼鏡じゃねぇよ肉まん帽子眼鏡だよ。デブ疑惑かかるんで止めて下さい幼稚な嫌がらせは」


骸「(無視)では…ボンゴレの気持ちを確かめる事から始めましょうか。まずはそこに横になって僕と契約して下さい」

ツ「死ねお前」



―バギャッ―


骸「グフゥウ!!!」



犬「あ、ボンゴレ」


ハ「はひ!ツツツナさん…!!」



ツ「お前さぁ、ハルの身体乗っ取って俺に近づいて何かしようって魂胆見え見えなんだよ?ん?そんなに契約したいならさせてやろうか、契約すんのは俺じゃなくて死神様だけどね心臓にナイフ突き立てたら死神様が『もう六道輪廻はしません』って書かれた契約書持ってきてくれるだろうからそれにサインしてくればいいだろ今すぐしてこい」


犬「ボンゴレ、台詞長いびょん…」


千「日頃の骸様に対する恨みに恋人に手を出されかけた怒りがプラスされてるからね。死神は是非呼んでほしいけど」


骸「おや。そんなに死にたいのなら僕が殺してやりますよ、部下の頼みなら」


ツ・千「「死ぬのはオメェだよ」」




―バギャッ―

―ドガガガガッ―





骸「グファッ!!!」


犬「自業自得れす」



ハ「はひ?…皆さん、何されてるんですか?」


ツ「ああ御免ねハル、話に参加できないよね。でも参加しなくていいんだよ、寧ろ参加したら身も心も腐っていくから」


骸「いいですかハルさん、ボンゴレが愛してるのは君ではなく僕です。聞いたでしょう今の蔑みよう、これ即ちボンゴレの愛情表現で」
ツ「あ、死神様が来たみたいだよ?」





―グリュッ―





骸「………!!!!!」



犬「うわ、股間潰されたびょん…」


千「流石に気絶したみたいだね」



ツ「…ふぅ。ハル、俺ハルの事真剣に愛してるから、だからこんな奴の所に来なくていいんだからね」


ハ「ツナさん……!」


ツ「さ、帰ろうか」


ハ「はい!」









千「…相変わらずボンゴレはたらしだね」


犬「ていうかコレ(股間押さえながら気絶してる物体)どうするんれすか」


千「今頃死神と契約してる頃だから放っときなよ。…ああでもアイツ拒否しそうだから、念の為生き埋めにしときな」


犬「あーい」








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