骸先生の華麗なる診察






患者名:沢田綱吉




Q.What's wrong?




ツ「別に」


骸「ちょっとちょっとちょっと。病院に来てこうして優秀な医師を前にしてその台詞はないでしょう」


ツ「お前が医師だなんて聞いてない。帰る」


骸「ああ分かりました、僕に会いに来てくれたんですね」

ツ「人の話聞けや」


骸「でも折角病院来たんですから診察しましょーねー。ハイじゃあ服脱いでー」


ツ「ねえそこの助手二人、このゴミカスヤブ医者に睡眠薬かなんかぶち込んで代わりに診察してくんね?もしくは毒でも可」


犬「できたらとっくにやってるびょん」


千「ていうかやったし」


犬「全く効かなかったれす」


千「トリカブトも駄目だったね」



骸「クフフ、君にぶち込まれるなら棒の方がいいですね。肉の」


ツ「オメーは黙ってろ」




骸「まぁとりあえず診察しましょうよ。そこのベットに横になって下さい」


ツ「せんせー、診察に手錠と蝋燭は不必要だと思うんですけど」


骸「クフフ…『先生』ですか、萌えますね」


ツ「ちょ、マジ死ねよお前」




骸「それで?症状は?」


ツ「無視かよ」


骸「ほら、お注射しちゃいますよ」


ツ「死ねよマジ。ていうかインフォームド・コンセントって知ってる?」


骸「そうですね、僕の辞書には『悪い子にはまず注射(媚薬)』って言葉ならありますけど」


ツ「お前絶対ヤブ医者だよね?寧ろ医者でも何でもねーよただの変態だよ」



骸「クフフ、褒め言葉ですね」


ツ「………」




骸「で?症状は何なんですか?」



ツ「……いや、頭痛するだけだから。適当に風邪薬ちょうだい」


骸「成程、それは病気ですね」


ツ「は?」




骸「クフフ、僕に恋しちゃって愛し過ぎて頭が痛くなる所謂『恋の病』ってヤツですね。…ああこれは大変だ、『骸とSMプレイがしたい病』にもかかってますね。僕は基本Sですが…クフフ、君にならMになってあげても構いませんよ。どちらがお好みですか?」



ツ「俺帰る」






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