大人の玩具には負けました





「ほら、早く言いなよ」

「っや……」

「嫌、じゃないでしょ?嬉しいくせに」

「…っ……」



嬉しくない。
ていうかそんなドMな変態が言うような台詞、絶対言いたくない。




「………」

「…そう。もっと痛くされたいんだね」

「え、や、違っ」



否定する前に腕を掴まれ、引っ張られるままに立ち上がらされた。力、強い。
そしてそのままベットに放り投げられ、ぼすんと背中に柔らかい衝撃が走った。
柔らかいけど、痛い。
反射的に起き上がろうとした瞬間、ひやり、首筋に嫌な冷たさが触れた。
細長い、金属の棒。




「次に命令に逆らったら…本気で殴るから」

「っ…」

「じゃあまず四つん這いになって。僕に尻を向けるように」



嫌だ。
でも、彼の手に凶器がある以上、私はどうしても逆らえない。
大人しく、四つん這いになる。




「…無様だね。穴が両方見えてる」

「っ…!」

「もう少し濡れてる…淫乱。これなら入るかな」

「……え?」



入るって、何が。
恐る恐る振り向いた先、恭弥さんはナニカに舌を這わせていた。太くて大きい、無機質な物体。
所謂、……大人の玩具。




「っ…それ、」

「入れた事ない?」

「………」

「そう」



ニヤリと笑う恭弥さん。
…うん、すごく嫌な予感。
彼はバイブから口を離し、唾液のぬらついたそれの先を私の秘部に触れさせた。
思わず、身体がびくんと震える。



「力を抜かないと、痛いよ」

「ッだって…」

「ああ、痛いのがいいんだっけ?」

「違っ…あああ!!」



会話の途中で、それは急に私の中に入って来た。
痛いし、異物感がすごい。
ツナさんのよりは細い気がするけど、意思の無い玩具は無遠慮に私の奥まで進んでくる。



「あっ…!やだ、ぬいてっ…」

「何で?まだ余裕あるじゃない、淫乱。もう一本入るだろ?」

「!?」



もう一本、って。
有り得ない言葉にもう一度後ろを向くと、彼の手にはもう一本のバイブが握られてて、



「やッ…む、無理です!入んない!」

「入らなくても入れるんだよ」

「そんな、あッ!」



無理矢理すぎる。
でも既に玩具は秘部に触れていて、恭弥さんが指で作った隙間から無理矢理進もうとしていて。
おいおいおい。
流石に焦って逃げようとしたけど、その前に腰をがっしり掴まれてしまった。



「うぐっ」

「逃げないでよ。もっと酷くしたくなる」

「っ…や、あ゙っ」

「痛い?まだ半分も入ってないよ」

「いだッ…!いたいっ…」



バイブはぎちぎち、と詰め込まれて、私はその分痛くって。後ろから「あ、血出てきた」なんて嬉しそうな言葉が聞こえてくる。
あ、涙出てきた。



「っああ゙ッ…ぬいて…っ」

「……もう駄目か」



流石に二本目は途中までしか入らなかったらしく、恭弥さんは不満げにそう呟いた。
そりゃ入らないって。
次の瞬間、安堵する私の後ろから、何だか嫌な台詞が聞こえてきた。




「まぁいいや、スイッチ入れるよ」

「……え、」




スイッチって。
聞こうとした時、秘部に突き刺さった玩具達が振動を始めた。
瞬間不思議な感覚が走り、身体の底から何かが込み上げる。




「あぁあ゙あッ!!」

「いい声だね。気持ちいい?」



いや、痛いです。
振動するバイブは細かく肉壁を揺らして、玩具同士もぶつかって揺れはますます大きくなる。
まるで膣全体が揺れてるみたいな、そんな感じ。




「ふぁあっ…きょ、うや…さっ…」

「ご主人様、でしょ?」

「ッ……ご主人様っ…止めてぇ…」

「君はメイドの分際で僕に指図するの?」

「んあッ…!」

「悪い子。そういう子はもっと痛めつけないと」

「んああぁあッ!!」




言葉と同時にカチッと音がして、バイブはさらに振動を強めた。その分私の痛みは増えて、……でも、何だか頭がぼーっとする。



「ねぇ、汁が溢れてるんだけど。気持ちいいの?二本もバイブ突っ込まれて」

「あ…、っ…」

「気持ちいいんでしょ?」



言えってか。
……でも、なんかもうどうでもよくなっちゃって。確かに身体はそれほど拒否をしてなくって。
カラダに正直になりなさい。
撮影前の姐さんの言葉が脳裏に蘇る。




「…きもち、いい…」

「何?聞こえない」

「っ気持ちいいです…!」



もうやけくそだ。
何だか本当に変態に成り下がっちゃった気がするけど、もう知らない。
今だけは、身体に任せよう。







あきゅろす。
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