色々頑張れ受験生!

名前変換後ブラウザバックして、ページを更新してからお読みください。








「やっ、あ…ツナ、さっ…」

「何?」

「もっ……やめ、…お願いだか、らぁ…」

「嫌」

「ふぁっ……も、




問題間違える度に耳に息吹き掛けんの止めてーー!!!!」




私の渾身の叫びにツナさんは一言「嫌」と返すと、また私の耳に息をふーっと吹き掛けてきた。
(変な声を出しちゃう自分が嫌だ!!)



「ほら、無駄口叩いてる暇あったら正解出してみろって。じゃあ…問4は?」

「うぅ……る、√…」

「ハズレ」

「ひゃあっ……ま、まだ答え言ってないじゃん!」

「中が二乗の数になったら√は外れるって何回言えば解る?常識だろ?合格する気あんの?」

「う……ツナさんこそ、私を合格させる気ある?」

「あるある。だって杏雨には合格してどんどん進学してもらわないと、一緒に大学行けないだろ?」

「いや私が大学行く頃にはツナさん卒業してるでしょ」

「大丈夫、その頃には俺講師になってるから。先生と生徒の方が燃えるしね」

「(何に!!?)」



「大丈夫だって、心配しなくても受かるよ。俺がいるから」


「…………、」



……やばい。
今一瞬、ほんの一瞬だけ、…ドキッとしちゃった。
絶対冗談なのに…!!




「…き…やすめは止めてよね」

「気休めじゃないし。杏雨なら絶対受かるよ、もし万が一受かんなくても大丈夫だし」

「は!!?何が大丈夫なの、ダメに決まってんじゃんそんなの!!」

「大丈夫大丈夫、就職すればいいんだから。俺の奴隷に」

「(むしろ危険ーー!!!)」



明らかに真面目に教えてる態度じゃないツナさんを疑いの目で見れば、ツナさんはそんな私に向かって溜息を一つついた後、鞄から何かを取り出した。
それは、一枚の紙。




「仕方ないなー…じゃあこれ、今から50分で解いてみて。実際のテストみたいにやってみろ、もし70点以上取れたら……」

「…真面目に教えてくれるの?」

「うん。優しく教えてあげるよ、身体に」

「何でそうなる!!?」

「勿論勉強もね。その代わり70点以下の場合は……ソフトSMだから」

「え、ちょっとそれ私にとっていい選択肢無くない?」

「つべこべ言わない。じゃあよーい…始めー」

「(強引すぎる!!!)」




とはいえ既にストップウォッチは作動し始めており、私は慌ててテスト用紙をめくって問題に取り掛かった。
………そして、固まる。





「……ツナさん」

「テスト中は私語禁止」

「ツナさん!!!」

「うっさいな、何」


「これ……明らかに中学生がやる問題じゃないよね…」




私が(怒りの余り)シャーペンを持った手を震わせながら言えば、ツナさんは「ああ」と軽く応えてニヤリ、と笑った。





「そういやそれ、俺の大学の課題だった気がするわ」

「やっぱりかーー!!!!ってかそんなん解ける訳ないじゃん!!ツナさん馬鹿!!?」

「馬鹿はお前だっつの。ほらほら、早く解かないとおにーさんが痛くて気持ちいー目に遭わせちゃうよ?」

「死ね変態ーー!!!!!」




と叫んでもツナさんがテストを中止する事は勿論無くて、……その日私がどうなったのかは、ご想像にお任せします。





色々頑張れ受験生!
(ツナさんツナさん、合格通知来たよ!!!私受かったよ!!!)(ちっ)(舌打ち!!?)(…まぁいいや。よかったね、おめでとう。さすが俺)(いや、棒読みの上に結局自分の自慢されても…)(じゃあ次は俺の大学入れるように頑張ってね。死ぬ気で勉強しろ)(何それー!!?もっと誉めてよ!!)(偉い偉い、じゃあ今までの家庭教師代…身体で払ってね?)(ちょっ…いやぁあああ!!!)



終われ。
だいすきな杏雨ちゃんに捧げる相互記念小説、……なのに駄文すぎる…泣
かてきょな大学生ツナと高校受験頑張ってるヒロインのお話、…かな?(聞くな)ツナとヒロインはご近所さんだといいよ。←
もう本当に可愛くて優しくて、恋人になってほしいくらいな杏雨ちゃんの受験の応援小説、……も兼ねてみたんですけど……メイド連載のノリで書いたら見事撃沈…(ずーん)
杏雨ちゃんごめんねえええ…!!!でも大好き!!(え)
杏雨ちゃんのみお持ち帰り可です^^





あきゅろす。
無料HPエムペ!