デイダラと小南はプラトニックなんです




「あねご、小南のあねご」

あなたは私を姉のように慕ってくれて、私もあなたのことを弟のように愛していました。あなたの青い瞳は私の宝物。そしてその純粋無垢な笑みも、汚れのない夢も、私はとても大切だったの。


「ねぇあねご。オイラの芸術は全て一瞬の美なんだ、うん」
「分かっているわ、あなたはいつも言っているもの」
「だけどな、オイラ、あねごにはずっといてほしい。あねごだけは特別なんだ」
「?」

「オイラはあねごがとても大切だから。いなくなってほしくなんかないよ。あねごがいなくなるのは、とても寂しいよ」


そうやってあなたは、私のことを抱きしめた。あなたは寂しがり屋で孤独な芸術家だったから、私もずっとあなたの傍にいることを誓った。


それでも、あなたの命はたった一つだった。
あなたは人間だった。どんなに強くなっても、いつの日にかその生命は途絶えてしまう。


だから、あなたも同じように死んでしまった。私に何も言わずに。


『聞いて、あねご。オイラはあねごが大切だから』
『あねごには、生きていてほしい。だからね、あねご』
『生きて、生きて、生き続けて。そしてオイラのぶんも幸せになって』

『あねご、お願いだから』


“どうか死なないで、オイラの為にも”

そういったあなたの顔は、今にも泣き出しそうだった。その日の空のように。



でも、デイダラ。私はあなたと一緒に生きたかったの。これからたった一人、あなたの死を弔っていくなんて、とても耐えられそうにないわ

貴方と一緒にとこしえを





あきゅろす。
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