[通常モード] [URL送信]

◆青山恭平の事件簿◆
占い師VS青山恭平(1)-5
 そのあと、管理人室からハチさんが出てきた。
「こんばんは、光さん。」
「あ、ハチさん、こんばんは。」
「なんか、ご機嫌のようですね。明日が楽しみとか…」
「うん、実はさ、」
「光!」

 恭平が、立っている。
「あ、青山さん、こんばんは。お出かけですか?」
「こんばんは、ハチ。この頃、全然顔見せないけど、どうしたんだい?」
「いえ、光さんがいらっしゃるから、もう私が掃除とか郵便物の整理とかする必要がないじゃないですか。それでです。」
「ちょっ、待ってくれよ、ハチ。それじゃ、俺が君を、ただ雑用に利用してただけみたいじゃないか。用事がなくても、遊びに来てくれよ。」
「いえいえ、下手に行って、お邪魔したら申し訳ないです。
 じゃ、お休みなさいませ。」
ハチさんは管理人室に入ってしまった。


「何だよ、ハチ?邪魔になんかする訳ないだろう。
 あれ、光、何で赤くなってるんだ?」

 恭平は言葉通りの人間なので、訳が分からないという顔をしていた。

「何でもないよ。
 それより、恭平、どうしたの?」
「いや、凌を送りに行ったきり、なかなか戻ってこないからね。
 どうせまた、ハチと立ち話だろうと思ってさ、たばこ買いついでに、来たんだ。」
「そう。じゃあ、付き合うよ。」
「いいよ。先に風呂、入ってなよ。」
「え、いいの?じゃ、そうする。」
「いいか、光。頼むからさ、くれぐれもハチに変なこと言わないでくれよ。ハチに何か言うと、兄貴に筒抜けだから。」
 そう言うと、恭平はエントランスから出ていった。

[*前n][次n#]

7/123ページ


[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!