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◆青山恭平の事件簿◆
第2章 名探偵登場-1
第2章 名探偵登場


「じゃ、青山さん、私はこれで…」
 ハチさんが出ていって少し経ってから、僕は大声で叫んでしまった。
「あ・お・や・まだって!?」

 道理で、先ほどハチさんが事件の依頼人じゃないのか、と言った訳だ。恭平さんに友人と呼ばれて気を良くしていた僕は、特に気には留めなかったが、慌てて聞いた。

「恭平さん、あなたが、かの有名な青山…青山恭平さんなんですか?シャーロック・ホームズ2世と言われる、あの名探偵の…」

 僕は恭平さんの頭の先から靴の先まで、まじまじと見つめた。かの名探偵青山恭平が、今、僕の目の前にいるのである。しかもハチさんに、僕を友人と紹介してくれた。信じられないような気持ちである。

「へー…」
「なっ、なんだい、光。君は、私が青山恭平であると知ってて話してたんでしょう?私は最初に名乗った筈ですが…」
「いや、全然!頭がいいし、人のこと良く観てるし、まるでシャーロック・ホームズのような人だとは思ったけど…」
「流石は、のんびり屋の芥川君ですね。」
 恭平さんはクスッと笑った。僕は少し赤くなりながら言った。
「だから、その『のんびり屋』はひどいですよ。僕はずーっと、青山恭平っていう人は50歳くらいかと思っていたから、まさか、思いもよらなかったんです。
 これでも、あなたのこと推理したんですよ。歳は35くらい…それから…」
「ちょっと待って下さい、私はまだ29ですよ、酷いな。それから?」
恭平さんはにやにやして、言った。
「え、29歳?じゃあ、僕と同じだ!」

 推理の第一段階の年齢からして、違っていた。恭平さんは背がものすごく高いし、落ち着いているので、何となく僕より4〜5歳年上だと思っていた。他に推理したと言っても、身長、体重、それにスポーツ万能というくらいなものだった。

 以下は、後々僕が知り得た恭平に関するプロフィールである。

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