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◆青山恭平の事件簿◆
古刹殺人事件(1)-10
 ハチさんが出ていこうとするので、恭平が呼び止めた。
「ハチ、折角来たんだから、丁度いい、紹介しよう。今度、新しく助手になってくれた諸君だ。」
恭平がハチさんにみんなを紹介しようとした。すると、ハチさんが叫んだ。
「なんですって、助手?こちらの皆さんがですか?」

 当然のことだが、その多さに、ハチさんは焦っていた。

「ハチ、一度には覚えきれないと思うが、一応、紹介しとく。こちらの女性はみたらい・つきこさん、こっちの男性陣は、順にくろだ・りきや君、たかはし・ひでゆき君、あわじ・やすのり君、かみや・たろう君だ。
 みんな、管理人のかたおか・はちろうさんだ。」
「宜しくお願いします。」
「こちらこそ、宜しくどうぞ。ハチと呼んで下さい。」
 ハチさんが出ていこうとしたので、恭平が言った。
「あれ、ハチ。なんか用があるんじゃないのか?」
「ええ、光さんが、『嬉しい報告があるから来てくれ』って今朝仰ったんですが、また今度にします。」
ハチさんは出ていった。


「そうだ、みんな、」
 全員が僕の方に向いた。
「はい。」
「みんな、別に毎日来なくても結構です。しばらくはご自由になさって下さい。
 あと、今日はいいけど、僕は火木土は病院に行ってますので、取り敢えず、明日は午後の3時以降に、来れる方だけ来て下さい。後のことは、また後で決めますね。」
「はい。」

 三日後、大手の家具屋さんから、何とベッドにもなるL字型の豪華な応接セットが届いた。品川から、恭平への誕生日プレゼントである。勿論、忠臣ハチさんが裕紀さんに助手の件を報告したお陰だろうことは、言うまでもない。

 これで、少なくともソファベッドの問題は解消した。

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