灰色綺譚
千年公は探してる3
「ちょ、待ってください!春華はどうするんですか?!」
「え?何かありましたの?」
「春華、あなた自分が元帥だって事忘れてるんですか?!」
シーンと、何か空気が凍った。
「そういや、そうさ!春華は元帥なんだから、狙われてるんじゃ…。それに、伝言では【我らが頂く】って言われちゃってるんさ?!」
「大丈夫、春華ちゃんはこのまま僕と一緒に帰るから。大元帥達も春華ちゃんがハートの可能性を考えている部分があってね。本当は外出させたくないらしいんだけど…」
「許可は取ってあります、室長。」
「許可って…何?春華」
「ん?アレンは知らなくて良い事ですよ。一応、元帥としての仕事内容ですので、申し訳ありませんが守秘義務もありますので口外できません。」
何か、アレン達の心配そうな顔が…
「それに私、本部に戻りませんもの。」
「「「「「え゛?!」」」」」
「ちょっと待ってよ、春華ちゃん!大元帥達から【神田との任務後に至急帰還せよ】って通達されていたよね?一回も戻ってないよね?!」
「ハルちゃん、大元帥の言葉を無視しちゃったの?」
「春華…何、師匠みたいなことしてるんですか?」
「そうさ!早急に本部に帰還するさ!」
「そういえば、ユウからも帰るように連絡来たのですけど…」
そういうと、みんなが「え?」って顔をした。
「なんですか、ソレ。いつ連絡が来たんですか?」
そういうアレンに、黒い何かが見えた気がしたので話すことにした。
みんなも気にしてるみたいだし。
そう思い、かなりかいつまんで話した。
実際は…
[*黒白][銀灰#]
[戻る]
無料HPエムペ!