灰色綺譚 AKUMAの密集区2 イヤーカフスで居場所を辿る。 うん、建物が邪魔で進めないじゃない…。 最短距離を示すナビが欲しい… 「ユウ…繋がるかな…。バトル中に…」 ピー ピー ピー 『あ?春華か?!』 「あ!ユウ?今ドコですか?!」 『…南…っのどこかだ』 「…わかんないんですね。こっちの街にノアが来てるっぽいんですよ。」 戦闘しながら会話するユウって凄いよね。 レベル1ばかりなのかな? 『は?何でノアが…』 「アクマの動きです。(ホントは違うケド…)私は、バリーさんを探しますので、ユウはマリさんと出来る限り早く合流してください。単独は危険すぎます。」 『あぁ、わかった。あまり無理すんじゃねェぞ、春華。』 「わかりました。ではあとで、会いましょう。」 ユウのおバカさんーっ!! 単に何キロ離れてるかわからなかったなんて…。 ピー ピー ピー 「マリさん?!」 『元帥ですか?!』 「はい、不破です!あの、私も同じ町にいるのでデイシャを回収します。ユウには言ったので、早めに合流してください。ノアが来てる可能性が高いんです、この街。」 『わかりました、元帥。デイシャを頼みます。』 マリさんの方から、炎上してるような音が聞こえたりしてるから、戦闘してたんだろう…。 大丈夫かな…? 「成人男性ですから、それっぽいのがいましたら全力で逃げてください。イエーガー元帥の件もありますので、単独の戦闘は危険です。」 『はい、元帥もお気をつけてください。狙われていますので。』 マリにも連絡が取れた。 でも、デイシャだけが繋がらない…。 まさか、落としたか壊したの? 「ドコに行ったのよぉ…?」 ドンっ!! 建物を破壊するような、爆音が響いた。 あっち?! 間に合って!! [*黒白][銀灰#] [戻る] |